第31話 魔人は少しフライングするようです
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!】」
『魔炎』とやらを握り潰すと、大爆発が起こり、その煙に乗じてアスモデウスに殴りかかる。
「【男女平等ォーーー!!………………ビンタ!!】」
「あうっ!!」
ベシン、とそれなりに痛そうな音がして、アスモデウスが倒れる。
ノワール達がやられたならいざ知らず、村燃やされただけじゃそんなにキレれない!
ネカネちゃんにも手は出されてないし。・・・上条さんにはなれそうにもないな。
「アスモデウスガヤラレターー!」
「ヤッパリダメカ!コノ味方殺シノ落チコボレガーーー!!」
「【出ろ、『超々高圧体圧縮対艦砲』!放て!!】」
ゴウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
「「「「「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」」」」」
とりあえず逃げ出す悪魔達を一掃し、アスモデウスを起こす。
「【さて魔王、覚悟は良いか――と言いたい所だけど、その前に。
お前ら、誰に召喚された?目的は?】」
「だ、誰かは知らないよ!真っ黒い魔力が、無理矢理扉を開いたんだ。
それで、ここの近くに召喚されて!」
真っ黒・・・・・?ツェラメルも主なのは黒だが、
多数の人間の魂が入っているせいで虹の様な魔力に見える筈だ。
(魔族・悪魔は魔力を感じるのではなく、流れを見るのだ。)
「命令は、何だか、よく分からないけど……。
『ネギ・スプリングフィールドに目的を与える』為に、この村を壊せって……。」
ネギに・・・?修正力・・・ではない事は確か。そして、ツェラメルでもないか。
魔王召喚なんて出来るのはあいつか俺・・・あと、『造物主の掟』を持った
フェイトとデュナミスくらいだから疑ったが、今思えば、目的が無い。
原作通りに行けば、ネギは蟻程度の障害になり得る。
あいつがそんな不確定要素を出す訳が無い。後で確認はする必要あるが、今はこっちだ。
「【……まぁ、駄魔王でももう一回召喚されても邪魔なだけだ。
お前には『契約』をしてもらおう。二度と地獄から出られない様にな。】」
フォン!と地面に魔法陣が敷かれるのを確認し、魔力を練る。
「え……!?あ、ぐぅぅ!!」
「【む、流石は魔王か……。この魔力量でも抵抗出来るのか。】」
――仕方ない。
ネカネちゃんが見ていないないのを確認し、アスモデウスの頬に手を添え――
「ほぇ!?///あの、ちょっと…!?ボク、その、はj…むーーー!!」
無理矢理魔力を注ぎ込み続ける。
仮契約でもキスをしていたが、効果付与には粘液接触が一番安定するのだ。
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