第60話 鉄巨人
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グ「ほんとかっ!?」
ユ「耳貸して。」
内心ドキドキしながらユモの考えを耳打ちで聞く。ユモの考えはすっげぇ〜単純だが、成功する確率は高い。これなら、あの鉄巨人も倒すことが出来るっ!!
S「作戦会議をしたって、もうお前たちに勝ち目はないのに。無駄な事を。」
ユ「やらないよりやったほうが絶対得なんだよ。作戦開始!!」
ユモの合図とともに鉄巨人の足や腕を凍らせる。
S「そんな事したって魔力の無駄だ。」
グ「無駄じゃねぇからやってんだろうが。」
鉄巨人のほとんどが凍りついた。
ユ「グレイ、もう十分だよ。」
グ「了解!」
鉄巨人の体は氷が透けて銀色が更に光って見える。こりゃ傑作だぜ。
S「こんなことしていったいどんな意味が・・・なっ!!」
グ「言っただろ、無駄じゃねぇって。」
鉄巨人の凍らせた部分がさびて動かなくなっていた。
ユ「金属は、水に触れるとさびちゃうからね。もともと氷も、水でできてるから同じこと。」
改めて聞くとほんとっ、単純な作戦だぜ。
S「だ、だが、さ、さびさせたとして攻撃しても、て、鉄巨人の防御力は変わらないぜ。」
態度は冷静だが、口調はものすごく焦っているのがわかる。
ユ「あれ?知らないの?金属のさびた部分に強い衝撃を与えると、簡単に崩れちゃうんだよ。」
S「なにぃっ!!?」
グ「お前、科学者の弟子なのにそんなことも知らねぇのかよ。」
科学者失格だな。とゆう事で、俺は鉄巨人の足のさびたところに、ユモは腕のさびたところに、
グ「アイスメイク、戦斧ッ!!(バトルアックス)」
ユ「アイスメイク、爆弾ッ!!(ボム)」
ドガガガガガァァァン!!!!!
ユモの言うとおり、鉄巨人は無残な姿で崩れ落ちた。さて、
グ「次はお前だ。」
俺とユモは背中を合わせて、
グ&ユ「氷雪砲ッ!!(アイス・キャノン)」
ドガァァァン!!!
砂煙が舞う。かなり強烈な一撃だった。砂煙が晴れると、そこには、
グ「なにっ!!?」
ユ「嘘・・・!!」
Sが立っていた・・・が、Sの顔や腕は所々茶色くなっていて、青いメガネのレンズが割れて、目には光が射していなかった。
S「・・・おrg、こ、kんn、ざtgに・・・yられrhずなd、nい・・・」
よくわからない声で何かを言い残した次の瞬間、
バゴォォォン!!
Sが凄まじい音とともに爆発したっ!!な、何がどうなってんだ・・・?ユモに聞こうとして横を向くと、
グ「お、おい、ユモ!しっか・・・!!」
魔力を使いすぎたのか、倒れそうになるユモを慌てて支えて驚いた。以前よりも体が冷たくなっていたからだ。
グ「お、
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