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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
メイド二人
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そうか。」
「よくないわよ!」

一輝と白夜叉の会話にメイドの一人・・・音央が突っ込む。

「いや、お前らのメイド服姿が似合っていることは重要だろ。」
「私達がメイド服姿なことに疑問はないのですか?」
「昨日、白夜叉があんなことを言ってたしな。」
「あの時点で予想がついてたなら言いなさいよ!」
「もったいないだろ。」

一輝はこうなることを期待していたようだ。

「そんなに嫌なら着替えたら?」
「元々着ていた制服は白夜叉さんが持っていますから・・・」
「そうか。白夜叉・・・」
「なんじゃ?」
「超グッジョブ!」
「うむ。」

一輝と白夜叉がお互いに親指を立てる。

「敵に回るのですか!?」
「まあ、元々着替えを許可する気は無かったけどな。」
「何であんたに命令されてるのよ!」
「いや、だって、お前らは俺に隷属してるんだし・・・これくらいよくね?」
「はぁ。もういいです。」

鳴央は諦めたようだ。

「私は嫌よ!」
「他の服を希望するなら、出品は白夜叉だぞ?」
「これでいいわ!」

手のひら返しである。

「じゃあ、この服はもらっちゃっても?」
「もちろんじゃ。そこの二人のサイズぴったりに作ってあるからな。守りの恩恵もついておる。」

白夜叉はメイド服をあと三着に、寝巻きを何着か二人に渡す。

「さて、本題に入ろうかのう。これが依頼の品だ。」

白夜叉は柏手を叩き、一輝たちの前に黒い携帯電話が現れる。

「これが?」
「ああ。おんしの依頼の品、名を『Dフォン』という。」
「使い方は?」
「おんしが持っておった携帯電話のように電話やメールが出来る。そして、召喚はデータフォルダの中にある画像を選択すればよい。」
「簡単でいいな。」
「写真についてはいくつか種類があるから、好きなのを選択するとよい。」

一輝は試しに、鳴央の選択肢を見てみる。

そこには制服にメイド、巫女服、和服、ナースetc。

《二人は昨日、白夜叉の着せ替え人形にでもなってたのか?》

もう一つ、音央の選択肢を見てみる。

そこには制服にメイド、露出の多い妖精のような格好、ナースetc。

《間違いないな。》

どうやら、二人は着せ替え人形になっていたようだ。
だが、二人の写真にそれぞれ一枚ずつ、これはどうなんだという写真がある。

「・・・二人とも。もう少し警戒心もとううぜ?」
「昨日は何かテンションがおかしくなってて・・・」
「ノリノリだったんです・・・」
「いや、そうじゃなくてさ。こんな写真を撮られてるぞ。」

そういうと一輝はディスプレイを・・・二人の下着姿の写真を見せる。

茨姫の檻(スリーピングビューティー)!」
「|奈落落とし《ア
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