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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
vs十六夜
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治の戦士達なんだがな!?」

《こいつ、おかしすぎるだろ。負けないことだけを考えよう。》

一輝は、勝つための作戦から負けないための作戦へと切り替えた。

「これで終わりか?」
「んなわけあるか。」
「そうこなくっちゃな。」

《あ〜。うん。頭痛のことは考えないようにしよう。》

ここで、一輝の能力の代償の頭痛について説明しておこう。
これは、操るものの種類が多くなったり、そのものの規模が大きかったりするとひどくなる。
種類による増加は足し算のように増えていき、規模によるものは掛け算のように増えていく。

「十六夜!俺は負けたくないから、裏技を使わせてもらうぞ!」
「おう!何でもかかって来やがれ!」

だから・・・

《重力を百倍に。効果範囲、十六夜の周辺。》

こんなことをしたら、普通の人なら一瞬で死ぬレベルに達する。

当の一輝も、

《イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ》

頭の中はこんな感じである。
読みづらいな、おい。

「おい、こら。さすがにこれは、ありえねえだろ・・・」
「これで膝をつかないオマエがありえねえよ。さらに百倍。」

バタン!!!

この凄い音とともに、十六夜が膝をついた。
重力一万倍で方膝をつく程度って・・・。

「あったまいてー!!」

一輝はその瞬間にギフトを全て解除し、その場にうずくまる。

「おい、一輝。」
「何だ十六夜。」
「オマエのギフトは何だ?さっきのはあまりにも出鱈目すぎる。」
「そ、そうですよ!あの十六夜さんが負けるなんて!」
「まったくもってありえないわ!」
「説明を要求。」

十六夜だけでなく、呆然と見ていた黒ウサギたちも聞きに来た。

「・・・こっちからしたら、十六夜が裏技一発目に耐えたことのほうがありえないんだが?」

一輝は少し間を空けて、一言

「俺は、十六夜の周辺の重力を百倍にしたんだぞ? 」

「・・・ハイ?今、重力を、といいました? 」
「ああ。俺のメインのギフトは“無形物を統べるもの”効果は、名前の通り。形の無いものを操れる。」

「「「「・・・・・・・・」」」」

「おまえら、少しは十六夜を見習え。何で四人そろって呆然としてんだ。」

いや、これが普通だろ。十六夜みたいに納得するやつのほうがおかしい。
《目の前で見せてたのに?》
そうだよ。ってか、またこっちの文に介入してきやがって・・・

「もちろん、細かい制約みたいなのもあるし、代償として頭痛もひどいけどな。」
「へえ、頭痛ってのはどれくらいのが?」
「一番軽い水で、頭を金槌で殴られる三百倍くらい。さっきの重力操ったときのはもう例えるものがない。」
「うわぉ。」
「そ
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