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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
白夜叉=変態
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「し、白夜叉様!?どうして貴方がこんな下層に!?」
「そろそろ黒ウサギが来る予感がしておったからのう!ほれ、ここが良いかここが良いか!」
白夜叉と呼ばれた少女が黒ウサギの胸に顔をすりつける。
「離れてください!」
黒ウサギはそんな白夜叉を引き剥がすと頭をつかんで店のほうに投げる。
偉い人だと思うんだが・・・いいのだろうか?
そして、飛んできた白夜叉を十六夜が足で受け止める。
「てい。」
「ゴバァ!お、おんし、飛んできた美少女を足で受け止めるとは何様だ!」
自分で美少女って言いやがったよこいつ。
「十六夜様だぜ。以後よろしく和装ロリ。」
「・・・なあ鳴央。あの人はかなり偉い人だと思うんだが・・・良いのか?」
「まあ、あの人なら大丈夫でしょう。確かにかなり偉い人ですが、あの人はそういう人です。」
「偉い人ってより、ただの変態よね・・・」
一輝たち三人の中で白夜叉=偉い変態と言う等式が成り立った。
「ぅう・・・まさか私まで濡れることになるとは・・・」
「因果応報・・・かな」
「耀の言う通りだな。はい、タオル。」
「あ、ありがとうございます。」
疲れたのか少し元気がない。
まあ、すぐに回復するだろう。
「白夜叉はタオルいる?」
「いや、もう乾いたからいらんよ。すまんな。」
「いやいや。気にしなくていい。」
一輝は出したタオルを空間に穴を開け、しまう。
そんな感じでやり取りをした後、黒ウサギたちはやや広い和室に通される。
「さて、もう一度自己紹介しておこうかの。私は四桁の外門、三三四五外門に本拠を構えている“サウザンドアイズ”幹部の白夜叉だ。黒ウサギにちょくちょく手を貸してやっている器の大きい美少女と認識しておいてくれ。」
「その外門って何?」
「箱庭の階層を示す外壁にある門ですよ。中心に近くなれば数字も若くなり、同時に強大な力を持つ者たちが住んでいるのです。」
黒ウサギは上空から見た箱庭の図を描く。
「・・・超巨大タマネギ?」
「いえ、超巨大バウムクーヘンではないかしら?」
「そうだな。どちらかといえばバウムクーヘンだ。」
「おいしいよね、バウムクーヘン。コンビニで売ってるようなのでよければあるけど、食べる?」
「「「食べる!」」」
頷きながらバウムクーヘンを食べる四人。
黒ウサギはガクリと肩を落とすが、白夜叉は対照的に哄笑を上げる。
「ふふ、うまいこと例えるのう。ところで、私にもバウムクーヘンをくれんか?」
「もちろん、どうぞ。鳴央たちの分もあるぞ。」
一輝は白夜叉に黒ウサギ、音央、鳴央にもバウムクーヘンを配る。
「ありがとう。ついでに言うと、このすぐ外にはコミュニティに所属してはいないが強
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