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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
新人初訓練
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かすぐにフェイトから手を離した。

 するとフェイトも真っ赤の顔のまま聖の腕から抜け出し立ち上がると聖もそれに続き立ち上がった。

「けがないかフェイト?」

「う、うん。ダイジョブ……」

 若干片言になりながらもフェイトは聖を見る。

 すると聖の頭から血が流れ始めた。

 それを見たフェイトの顔から一気に血の気が引いた。

「ひ、聖!血が!?」

「ん?ああ、大丈夫だこんくらい」

 聖が軽く流そうとするとフェイトが聖の腕を掴みずんずんと歩き始めた。

「お、おいフェイト!?」

「いいからついてきて」

 フェイトの言葉に聖は軽くビビリそこはおとなしくついて行くことにした。



 フェイトに連行されたのは医務室だった。普通ならシャマルがいるはずだが用があったのかいなかった。

「そこに座って」

「お、おう」

 静かにいい放たれ聖は素直に椅子に腰掛ける。

 フェイトはそれを確認すると傷薬や包帯の入った箱を取り出すと聖の前に座った。

「動かないでね」

 消毒液を脱脂綿に拭きかけそれを聖の傷口にあてがう。

「いっつ」

「あ、ごめん。痛かった?」

「ああ、でも大丈夫だ」

 聖がそういったのい頷くとフェイトの処置は続いた。

 処置が終了し頭に軽く包帯を巻かれた状態の聖を見てフェイトが再度謝った。

「ごめんね聖」

「だからお前が謝ることじゃないって!俺が急に声かけたのが悪いんだからさ」

「でも」

 いまだに食い下がるフェイトに対し聖は軽めのでこピンを放つ。

「くどい。そんなんじゃ好きな男ができたとき嫌われるぜ?」

「す、好きな人って何言ってるの聖!!」

 顔を真っ赤にして否定するフェイトに聖は軽めに答えた。

「ハハッ!冗談だよ。さてそんじゃ置いてきた荷物運んじまおうぜ」

「い、いいよ。私一人でやるから!」

 そういってフェイトは聖を止めようとするが逆に聖に腕をつかまれ連行された。

「だーかーら、こんな傷大した事ねーから」

 フェイトの不安そうな顔をかき消すかのような笑顔で聖が言うとフェイトも先ほどまでの暗い顔ではなくぱっと明るい顔になった。

 その後は二人で荷物を分担してはやての部屋まで運んだ。

 頭のけがのことをはやてに聞かれたが。

「上からハンマーが落ちてきたんだ」

 ということで聖はそれ以上聴かれることはなかった。

 


 その日の夜聖は寮の屋上に出て空を見上げていた。

 すると安綱が聞いてきた。

〈聖様?傷の方は大丈夫ですか?〉

「おう。つーかお前俺の体質知ってんだから聞かなくてもわかってんだろ?」

 
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