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転生者が歩む新たな人生
第14話 日本にて
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てない!!」と神鳴流格闘術を叩き込まれるのは先の話し………。



  ☆  ★  ☆  



 9月になり、リニスが使い魔になって1年も経つ頃、また、京都に呼ばれた。

 今度は、関西呪術協会とは表向き関係ない集まりとして、青山宗家に呼ばれた。

 ぶっちゃけ、反詠春派の中で穏健派と言われる人達の集まりだった。

 帰って良いですか?

 で、何の話しかというとまず、ネギ兄さんの話だった。

 曰く、「関東魔法協会の理事が魔法を使ったごり押しで9歳児の中学校教師を認めさせた」。

 曰く、「魔法使い見習いの卒業試験に一般人の生徒を巻き込むつもりだ」。

 曰く、「前例を作られたら、この先も同じようにいいように一般人を巻き込まされる」。

 うんぬん。



 公的にスプリングフィールド家とは離縁し、こう、わかっていたとはいえ汗顔の至りです。

 文部科学省からも「どーにかしろ」と言って来ているみたいです。
 文部科学省としては、自省の権益?を魔法で真っ向から侵害されてるので当たり前か。
 その辺、わかっているのか、いないのか、関西呪術協会の(おさ)は黙殺したらしいですが。

 魔法で違法するのを取り締まる組織が率先して違法し、それを黙殺するとか何考えてんだか。
 
 で、つまるところ集まった皆さんが何が言いたいかと言えば、「魔法使いの試験として入り込めるなら、丁度良いから麻帆良に入って調査しろ」ということだ。

 紳士協定(笑)により麻帆良の地には関西呪術協会の術者は入れないことになっているが、歴とした魔法使い(見習い)扱いで、オレなら入れるということだ。
 とにかく、今後二度と魔法使いの試験なんかのために一般人を巻き込まれないように、今回の試験の結果うんぬんはもう度外視していいので調査しろ、ということだ。

 なお、文部科学省より調査用の教員資格が調査期間限定で発行されるということらしい。



 断れません………。



 てか、皆さんの苦虫を噛みつぶした顔を見ると、とてもじゃないが「やりたくない」とか言えません。

 ついでに、近衛木乃香さんについても、隠密理に護衛及び調査して欲しいとのこと。

 これは、鶴子さまの妹さんの素子さんという方が夏休みに知り合いの神鳴流剣士の人に会いに行ったときに気付いたらしいけど、「護衛されてるの?」みたいな感じだったらしく、護衛が機能しているか甚だ怪しいらしい。

 なお、詠春殿からは「大丈夫、心配ない」の一点張りらしい。

 で、実際問題として、麻帆良に10年以上も住んでいる少女、しかも裏と関わりないように全て伏せられている少女が、本当に関西呪術協会すなわち日本の裏の世界のトップの組織の次期長として
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