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ソードアートオンライン VIRUS
シード
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とに成功した。

「出て来い!!」

「うおぉ!?」

 ゲツガはそのまま体を反転させるとノイズから出ている腕を引っ張る。そこからは先ほどと同じくシードが出てくる。

 ゲツガはそのまま首の後ろにエルボーを落とす。そして更にそのままのど元を潰すような攻撃をした後、そのまま踵落としを決めて地面に叩きつける。だが、これほどの攻撃を食らわせてもまるでダメージを食らっていない。

 ゲツガはそのまま足を脇に挟むと体をエビ反りにさせるとそのまま首も持ち上げ体を完全間接とは真逆の方に曲げた。エビ反り固めとキャメルクラッチをあわせたような感じだ。

しかし、シードはそれでもまったく表情を変えない。苦しいとも思わないのか。しかし、突然シードの体にノイズが走りだした。

「ちッ!またか!この体はまったく安定しない!!」

 急に体からノイズが発生すると急にウィルスの気配が弱くなる感じがする。すると、急に先ほどの感じではない声が聞こえる。

「た……すけ……て……くだ……さい……だれ……か……」

「お前……シュートって言うプレイヤーか!?」

 急に雰囲気が変わったので話しかける。

「あ……な……た……は…?」

「俺はゲツガっていう!お前はシュートって言うプレイヤーであってるのか!?」

「は……い……そう……です……」

「意識をはっきりさせていろ!また乗っ取られるぞ!!」

 ゲツガは呼びかけてシュートの意識をなるべくはっきりさせようとするが、シュートは抗っているがそこまで長く持たないことはすぐ分かった。

「ボクを……たおし……て……。こいつを……お……いだ……して……ください、……はや……く……」

「わかってる、それが出来たら苦労しない!とにかく、何か倒せる方法を知ってるなら教えてくれ!?」

 ゲツガはそう聞くが、シュート自身もわからないらしい。これでは絶対に勝てない。

「と……にかく……ボク……の……なかから……出せば……何とか……」

「だから、そのやり方がわかれば苦労しないって!!」

 そして、再びシュートの体にノイズが走る。すると体からまたウィルスの感覚が漏れ出しているというような感じがシュートの体からしてくる。

「はあ、はあ。やっぱり体が安定しない……いい加減、あっちのほうの開花して入れ替わるか……ゲツガ自体に取り付きたい……」

 開花や入れ替わり、その意味は自分には理解できない。それに自分に取り付く。それは、自分は再び感染者になることだろう。それだけは絶対にならない。そのためにはこいつはここで倒しておかなければならない。ゲツガは五秒の時間制限により固定していた足と首が解かれる。ゲツガは素早く離れて立ち上がろうとするシードに向けて膝蹴りを入れる。

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