ブショー、再戦する。
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ブナガは目だけの圧力でまるで死んでしまいそうなくらい、な緊張感を醸し出す男ということをカズヒデは知っていた。
「……お主、会ったことがあるようだが?」
「……六年前に、一度」
「ふむ……」
ノブナガは考え込んで、思い出そうと努力したが、すぐにそれをやめた。
「すまんが、忘れてしまったようだ。しかし、ヒデヨシを倒すとはな。といってもこの地方にブショーは私を含めて16人いる。まあ、頑張ってくれたまえよ」
肩を叩いて、ノブナガは去っていった。
「オイチ!」
さり際にノブナガはオイチの名を呼んだ。
「な、なんでございましょう!」
「いい男と会ったな」
ノブナガはそれだけを言って、城の方へ豪快に笑いながら歩いていった。
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