暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Cそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ょっとちょっと」

シャルちゃんが腕を組んで空を見上げると、いきなり様子が変わった。私たちも上を見上げると、「っっ!!??」信じられないものを見て言葉を失っちゃった。ある草のてっぺん。そこに、それはそれは大きなクモさんが居たのです。真っ先に頭に浮かんだのは「世界が巨大化しちゃった!?」というもの。

「違う! わたし達が小さくなったんだ!」

シャルちゃんの右手に“キルシュブリューテ”が現れて、「ジュエルシードを封印するよ!」って急に走り出した。私たちもシャルちゃんを追うように走りだす。後ろとチラっと振り向いて見れば、「アリの大行進!?」さっきまで居た場所を横切る巨大なアリさん御一行。しかも蝶の死骸を運んでる最中。ボロボロになってる蝶を見て、「ぅぷ」ちょっと気持ち悪くなっちゃった。

「アースラ。ナビゲートよろしく!」

『了解だよ♪ そのまま北上で〜す』

「チクショー! わたし達はそんな陽気な状況じゃないって言うのに!」

エイミィさんに従って私たちはひたすら走る。そんな中でも・・・

「カマキリの幼虫、襲来ぃぃーーーーッ!!」

「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!」」」

羽化したカマキリの赤ちゃんがわんさか目の前に登場。叫んだ、叫んだよすっごく。恐怖で涙がポロポロ溢れ出てくる。お化けもダメだけど、虫もダメ。巨大だと余計にアウト。

「ひょぉぉぉぉ! カエルが跳んできたぁぁぁぁっ!」

「「「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」

私たちを餌と見てるようなカエルがピョンピョン跳ねて来て、その長い舌を伸ばしてくる。必死にシールドやバリアを張って対処。攻撃? 無理! どういう結果になるか判らないもん!

「ああもう! 猿にピエロに鬼にお化けに蛇に猫、そんで次は虫ってか!」

アリサちゃんが怒声を上げた。あと私はその前にモコモコお化け、暴走車(は違うかな)、変態水お化けと戦ってます。回想してると、すずかちゃんが「みんなストップ! 隠れて!」そう言って、草の陰に身を隠した。
私たちも倣って草の陰に隠れる。と、数羽のスズメが飛んできて、地面から顔を出していたミミズを啄んだ。見たくないからサッと視線を逸らす。スズメが飛び立って行ったのを確認した私たちは、再びジュエルシードを目指す。

「飛べないあたしが言うのもなんだけどさ。空飛んで行った方が早くない?」

「鳥に虫と勘違いされて喰われる覚悟があれば、ね」

「やっぱやめとくわ」

危険度はどっちも変わらないと思うけど、さすがに鳥を相手に空で勝てるとは思わないから、何とかなりそうな陸路を選ぶ。でも徒歩や走るんじゃ時間が掛かりすぎるのも確か。と、いうわけで・・・「地面スレスレを飛べばいいじゃない」そういうことに。アリサちゃんは後ろからすずかちゃんに抱っ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ