暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Cそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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ょっとちょっと」
シャルちゃんが腕を組んで空を見上げると、いきなり様子が変わった。私たちも上を見上げると、「っっ!!??」信じられないものを見て言葉を失っちゃった。ある草のてっぺん。そこに、それはそれは大きなクモさんが居たのです。真っ先に頭に浮かんだのは「世界が巨大化しちゃった!?」というもの。
「違う! わたし達が小さくなったんだ!」
シャルちゃんの右手に“キルシュブリューテ”が現れて、「ジュエルシードを封印するよ!」って急に走り出した。私たちもシャルちゃんを追うように走りだす。後ろとチラっと振り向いて見れば、「アリの大行進!?」さっきまで居た場所を横切る巨大なアリさん御一行。しかも蝶の死骸を運んでる最中。ボロボロになってる蝶を見て、「ぅぷ」ちょっと気持ち悪くなっちゃった。
「アースラ。ナビゲートよろしく!」
『了解だよ♪ そのまま北上で〜す』
「チクショー! わたし達はそんな陽気な状況じゃないって言うのに!」
エイミィさんに従って私たちはひたすら走る。そんな中でも・・・
「カマキリの幼虫、襲来ぃぃーーーーッ!!」
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!」」」
羽化したカマキリの赤ちゃんがわんさか目の前に登場。叫んだ、叫んだよすっごく。恐怖で涙がポロポロ溢れ出てくる。お化けもダメだけど、虫もダメ。巨大だと余計にアウト。
「ひょぉぉぉぉ! カエルが跳んできたぁぁぁぁっ!」
「「「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」
私たちを餌と見てるようなカエルがピョンピョン跳ねて来て、その長い舌を伸ばしてくる。必死にシールドやバリアを張って対処。攻撃? 無理! どういう結果になるか判らないもん!
「ああもう! 猿にピエロに鬼にお化けに蛇に猫、そんで次は虫ってか!」
アリサちゃんが怒声を上げた。あと私はその前にモコモコお化け、暴走車(は違うかな)、変態水お化けと戦ってます。回想してると、すずかちゃんが「みんなストップ! 隠れて!」そう言って、草の陰に身を隠した。
私たちも倣って草の陰に隠れる。と、数羽のスズメが飛んできて、地面から顔を出していたミミズを啄んだ。見たくないからサッと視線を逸らす。スズメが飛び立って行ったのを確認した私たちは、再びジュエルシードを目指す。
「飛べないあたしが言うのもなんだけどさ。空飛んで行った方が早くない?」
「鳥に虫と勘違いされて喰われる覚悟があれば、ね」
「やっぱやめとくわ」
危険度はどっちも変わらないと思うけど、さすがに鳥を相手に空で勝てるとは思わないから、何とかなりそうな陸路を選ぶ。でも徒歩や走るんじゃ時間が掛かりすぎるのも確か。と、いうわけで・・・「地面スレスレを飛べばいいじゃない」そういうことに。アリサちゃんは後ろからすずかちゃんに抱っ
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