暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Cそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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て来るってわけかい・・・!」

そう。私たちのような子供の身長を超す粗大ゴミが雨のように降って来た。直撃する範囲の外へと離脱し終え、改めて地上の左前腕へ意識を向ける。その左前腕は落下してくる粗大ゴミを掴み取り、もう一度私たちの居る空へと放り投げて来た。

「大事にしろって言う割に、やってることは酷いもんだねぇ!」

フェイトを庇うようにアルフが飛来してきた電子レンジを蹴り潰した。アルフが壁となることでフェイトは落ち着いて、ある魔法の準備を行える。周囲に満ちる雷光。フェイトの無詠唱魔法の中では最高の威力を誇る、ロックオン系の範囲攻撃魔法。

「テスタメント。手伝って・・・」

「何をすればいい?」

「私の魔法でアレを押さえ込むから、トドメをお願い」

「判った。任せて」

第四聖典の先端に魔法陣を展開。封印効果の持つ魔力、そして周囲の魔力を集束させていく。フェイトからは驚きの視線、アルフからは「集束砲!?」驚愕の声を頂いた。ある程度集束させ終えたところで、「いつでもいいよ」と準備万端を告げる。フェイトは強く頷き、「いくよ、バルディッシュ」意識を眼下へと集中させた。

「サンダー・・・」

フェイトの足元に展開される黄金の魔法陣からバインド効果を有する雷光が落ち、飛来してくるゴミや、ソレらを放り投げる地上の左前腕をも拘束する。シーリングフォームの“バルディッシュ”の先端を魔法陣へ向け、

「レイジィィーーーーッッ!!」

振り落した。稲光によって視界が白に染まる。そして放射面から放たれる雷光。粗大ゴミを一瞬のうちに黒炭に変え、左前腕を直撃。外周のゴミが炭化して崩れ落ち、徐々に左前腕を削っていく。

「今!!」

「空より流れ落ちるは天焦がし地焼く、始まりと終わりを告げし陽光の閃き。・・・奔れ、紅蓮の流星!」

放射面の前方に浮かぶ魔力の球体に炎を燈す。

「いっっっけぇぇぇーーーーッ!!」

――サンライズブレイカー・カルテットバースト――

第四聖典で魔法陣を打ち、火炎の集束砲撃を発射。サンライズブレイカーは途中で4つに分かれ、1発2発と着弾、続けて3発4発と着弾し、4度の爆発を引き起こした。その光景に「ちょっとやり過ぎじゃないかい?」とアルフはここへ届く熱波に呻き、フェイトは「熱つつ」火の粉が体に触れたのか手で右脚を叩いている。

「テスタメント! あんた、あたしのフェイトを傷物に・・・!」

「ごめんごめん。フィジカルヒール」

ミッド式の治癒魔法を、軽微の火傷を負ってしまったフェイトの右脚にかける。火傷はすぐに癒え、傷は残らずに消え失せた。「ありがとう」と礼を言うフェイトに、「どういたしまして」と応じ、目線を彼女から地上付近で輝くジュエルシードへと向ける。私たちは地上へ
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