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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Cそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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「ちょっとちょっと。あたし達が何をしたって言うんだい!?」
ひょいひょい避けるアルフが牙を剥く。確かにこの世界の住人じゃないアルフやフェイトにとっては完全にとばっちりだ。ゴミミサイルを避け続けていると、埒が明かないと判断したらしいゴミの兵隊が集まり、巨大な前腕へと姿を変えた。ジュエルシードは腕の中だ。それが判っているからこそフェイトが真っ先に動きを見せる。
「バルディッシュ!」
私たちに向かって伸ばされ来るゴミの手に向け、フォトンランサーのフルオートファイアを放つフェイト。しかし「通用しないか」弾かれたランサー。だがフェイトは落胆の色を見せず、自らを叩き落とそうとする手から距離を取って回避。アルフもまたランサーで攻撃するが、全然通用していないように見える。まずは状況を確認だな。「全員、上昇!」と指示を出して全員で高度を上げて、ゴミの手の届かない地点へ。
「フェイト。コイツ、かなり堅いよ!」
「うん。ランサーはもう通用しないと見ていいかもね」
「パッと見、魔力障壁が腕を構築する力場になってるから、アレを崩すには障壁を突破できるだけの攻撃力が無いと」
五指の先端から粗大ゴミを発射してくる手を観察しつつ、第四聖典の先端を向け、魔法陣を展開。用意するのは単純な純粋魔力砲撃。
――
煌き示せ
(
コード
)
、
汝の閃輝
(
アダメル
)
――
魔法陣の放射面から「ブレイク!」と号令(ジャッジメントは封印だ)を下すと同時に砲撃を発射。ゴミの手は握り拳を作り、真正面から私の砲撃を殴り消し飛ばした。
「砲撃もダメか。(使用魔力が不足していたようだな)」
ソイツのターンはそれだけではなかった。あろうことか「ロケットパンチ!?」地面から切り離され射出された拳が、私たちへと突っ込んで来た。さすがにあの質量を防ぐことは出来ない。土石系の巨腕創造術式、イロウエルでなら容易いだろうが。
「とりあえず散開」
「うん」「ああ」
三方に散開して、私たちの居た場所を通過して行ったゴミの前腕。地上に目をやれば、新たな前腕――今度は左腕がゴミによって構築され始めていた。
「ん? あれ・・・?」
「どうしたの?」
「ジュエルシードがいつの間にか移動している・・・」
「え?・・・本当だ」
空へと昇って行ったゴミの腕へと視線を戻し、確かにジュエルシードが下へ移動していることを確認。それと同時。地上に目を向けていたフェイトとアルフの腕を取って、「離れるよ!」その場から高速離脱。訳が解らないという顔をしている2人に「上!」を見るように言うと、「あ!」私の行動を理解してくれたようだ。
「ジュエルシードの魔力で支えられていたゴミの腕だ。その供給源が失われれば――」
「あのように崩壊して空から降っ
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