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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十二話 親子対決!?速いのはどっちだ!?
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、同時に放った。

[Acceleration]
[Sonic Move]
互いに風の如く鳴った二人が瞬き一つ分の間も無く接近し、打ち合い、其処から離れては打ち合いの凄まじい超高速空中戦が始まった。

「(思考速度は上がって無い筈なのについてくる……!まだまだっ……!)」
「(ソニック使って格闘戦が成立するなんて初めてかな……それなら……)」
往復する二つの流星が次から次へと打ち込みを放ち、それぞれ一撃離脱を繰り返している筈なのにもかかわらずまるで拳でラッシュし合っているような音が響く。しかしその音が突如……

「……っ!?」
「フッ!!」
[Blitz Action]
ガガガガガガガガガガガガガガガガッッ!!!!と言う、まるで機関銃を撃ちまくっているような連続の金属音に変わった。
フェイトのニ刀と、クラナの両拳が、凄まじい勢いで本当にラッシュを始めたのだ。

「……っく!?(ソニックフォームで正面から打ち合い!?)」
両手に持ったライオットザンバーをブリッツアクションの恩恵を経て凄まじいスピードで振りまわし、クラナにラッシュを仕掛けて来たフェイトに対して、クラナは完全に不意を突かれた形になる。
元来フェイトのソニックフォームの防御法はどちらかと言えば“回避”を重視しており、一切の回避を考えずに行うこう言ったラッシュは本分では無い筈。

「……(だっ、たら!)」
「っ!」
その不意を打たれたせいか、クラナはフェイトに対して一歩遅れた形でフェイトのラッシュを捌いて居た。無論、意識を加速させているクラナはフェイトノ一撃一撃を冷静に把握し、把握する事が出来る。
しかしあろうことかそのクラナに追いついてラッシュを放って来ているフェイトの攻撃には、そうあってすら抜ける隙が見つからなかった。故に、クラナは再びブレイクを作る。そして……

「(此処……だっ!)」
空中で再び足に小さな魔法陣を展開させて空中を蹴るように移動し、そのままフェイトの後ろに回ったのである。超高速戦の中で、行き成り後ろに回るなど思考クロックも加速させているクラナにしか不可能だ。故に、この攻撃は回避不能。一撃当てれば落とせる!と、クラナは大きく拳を引いた。しかし……

[っ!?相棒!いけません!]
「!?」
「……ふぅ」
アルが警告したが、遅かった。
気が付いた時には、既にクラナの首筋にライオットザンバーが当たる寸前の位置まで突きつけられていたからだ。

「……読んで、たんですか?」
「うん。今の私の一番の弱点は当てられてしまったら終わり。って事だから。クラナに高速戦を仕掛けて、その上ラッシュを始めたら、きっと自分にしか出来ない一撃必殺の方法を取るだろうなって思って」
「……(マジですか……)」
口にこそ出さないが、クラナは内心
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