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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
フライングボディーアタック
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ないのですが・・・」
「彼なら紙に変わったわよ。ねえジン君?」
「そうなんだ黒ウサギ。俺に渡しといてって言ってこんな紙に。」

ジンはポケットから紙を取り出し黒ウサギに渡す。

「これは・・・」
「式神じゃねえか?」
「ですね。じゃあ一輝さんはどこに・・・」
「入れ替われたとしたら落ちてくる最中くらいだろうな。」

黒ウサギは本日二度目のortのポーズをとる。

「十六夜さんに続いて一輝さんまで・・・なんでこんな問題児をぅ・・・」

ひとしきり落ち込もうとして、一輝のいる場所について思い出し・・・

「ジン坊ちゃん!もう一度行ってきますので、もう少し時間をつぶして・・・」
「いる必要はないんじゃない?」

たところで、後ろから人の声が聞こえた。



            ===============



「いえ、探して来る間は待っていただかないと。この後の予定もありますし。」
「俺、黒ウサギの後ろにいるのに?」
「はい?」

黒ウサギが振り返ると、そこには今問題になっている一輝がいた。

「い、一体どこで何をしていたのですか、一輝さん!!」
「ちょっと外の森で散歩を。一応、はじめまして。」
「あ、確かにそうですね。はじめまして・・・ってそれより、一体どういう心算で!」
「上から見たら綺麗だったから散歩したいな〜って。」
「そんな理由で!?」

黒ウサギが一輝の自由っぷりに十六夜のときほどではないが驚く。

「それよりも、一輝。そこの」

というと、十六夜は一輝の後ろにいる二人・・・音央と鳴央を指差し、

「お前の後ろにいる制服二人は誰だ?」

と聞いた。

「ええっと、私は六実音央。これからよろしく。」
「私は六実鳴央です。これからよろしくお願いします。」
「あ、私は黒ウサギです。これからというのは・・・?」
「俺と音央、鳴央はノーネームに入るって意味だ。」
「一輝さんはもう私たちのコミュニティについて・・・?」
「ああ。鳴央に聞いた。その上で加入させて欲しい。」
「ありがとうございます!」

黒ウサギは十六夜たちに続き一輝たちも入ると聞いて大よろこびだ。

「喜ぶのは良いが、黒ウサギ。一個聞くことがあるだろ。」
「そ、そうでした。後ろの御二方はどちらで?」
「ええっと・・・」

一輝は勝手にギフトゲームをやったことに対して、多少の後ろめたさを感じるが・・・

「森にあった神隠しのゲームをクリアして、俺に隷属することになりました。」
「あのゲームにですか!?失敗したら生贄にされるんですよ!?」
「すぐに村人は全員、封印したから大丈夫だ。」

ジンと黒ウサギが頭を抱えているよそで四人は会話をはじめる。

「神隠
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