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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
A CAPTIVE TITANIA D
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ある小さな瓶を大量に取り出す。
「?この液体は?」
「ええっと・・・先代が封印した妖怪の魂です・・・はい。」
「・・・一輝の家って一体何?」
「さっき村のほうで式神を使ったから鳴央は予想が付いたかもしれないけど、うちは陰陽師だったんだ。んで、復活しないように先代がこうやって封印した。
それ以来代々受け継がれてる。」
「はあ・・・それで?それが何?」
「これを生贄にしようかな、と。結構有名な妖怪、鵺とかのクラスばっかだから、十分いけそうじゃない?」
「いけそうですが、そんなものを使ってもいいのですか?」
「?別にいいだろ。バカな先代のせいでこんな形で残っちゃったんだし、もう俺が継承してるし。生贄は入り口のところの祭壇に?」
「ええ、そうだけど・・・本当に使っちゃっていいの?」
「問題ない、問題ない。」
一輝はそういいながら入り口の祭壇のところに行き、合計百本以上ある瓶のふたを取ると、中身を全て祭壇にぶちまける。
しばし待つ。
すると、音央の体が輝きだし、全ての茨がはじけ飛んだ。
「よし、成功!!」
「一輝、なんだか私解決したって気がしないんだけど。」
「なんだか・・・最後はあっけなく終わりましたしね。」
一輝は解決したことを喜び、音央と鳴央は釈然としないようだった。
「まあまあ。ちゃんとティターニアは村から解放されて、神隠しは任務から解放された。全て解決してるよ。深く考えたら駄目だって。」
「・・・それもそうね。」
「はい。では一輝さん、ゲームの終了を。」
「了解。」
「「「ゲーム終了!」」」
三人は声を合わせてそう言い、森へと帰った。
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「ふう〜。それじゃあノーネームに向かうか。行くぞ、二人とも!」
「はい!」
「ええ!」
そうしてA CAPTIVE TITANIAはあっけなく終わり、一輝たち三人はジンたちのいるカフェテラスへと走っていった。
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