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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第九十一話】
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」
慌てて声をかけるも、ラウラは返事をせず、先程から発する絶叫を続けたままだった――そこへ、シャルルからのプライベート・チャネル通信が――。
『ヒルト!どうしたの!?』
『わからない!急にラウラが――うわっ!!』
『――ヒルト!?』
シャルルからのプライベート・チャネルによる通信が入り、返事をしていたその時――シュヴァルツェア・レーゲンから激しい電撃が放たれ、もろに直撃を受けた俺は何とか堪えるものの、シールドエネルギーを大幅に削られた。
電撃による一撃を受けた俺を案じたのか、未来が声をかけてきた。
「ヒルト!大丈夫!?」
「大丈夫だ!だから心配すんな、未来!!」
その声に安堵したのか、少しだけだが未来の表情が和らいだのも束の間――。
「ぁぁぁああッ……ひ……ると……!」
「っ!?ラウラ!?しっかりしろ!!」
叫ぶ俺の声も虚しく、ラウラのIS、シュヴァルツェア・レーゲンが変形をし始めていた。
――否、変形などではない、徐々に装甲をかたどっていた線は溶けだし、やがてどろどろの半液体化後、ゆっくりとラウラの全身を包み込もうとしていた。
そんな最中、まだかろうじて意識のあるラウラが――。
「……に……げろ…!」
振り絞るように発したラウラの言葉は『逃げろ』だった――。
「馬鹿野郎!そんな苦しそうにしてるラウラを置いて逃げられるかよっ!?待ってろ!今助けるからっ!!」
慌てて駆け寄り、ラウラの全身を包み込むシュヴァルツェア・レーゲン【だったもの】をラウラの身体から取り払うように取り除いていくが、それよりも速く深く濁った闇がラウラを飲み込んでいく――。
「くそっ!くそぉっ!!取っても直ぐに飲み込もうとしやがる!――ラウラぁ!意識はあるか!?直ぐに助けるからなっ!?――シャルル!未来!手伝ってくれ!!」
「わ、わかった!」
「ボーデヴィッヒさん!しっかりして!!」
二人が走って駆けつけると、共に取り除こうとするのだが――。
「熱っ……!」
「くぅっ…!?」
ほぼ機能していないISでは保護されず、シャルルも未来もラウラに触れずにいた。
「ヒルト、僕達じゃ触れないよ…ごめん!」
「こんな時に役にたてないだなんて…!」
「気にするな二人とも!考えれば何かあるはずだ……!」
ラウラが火傷せずにいるのは、まだISの保護機能が生きているからだろう。
そうこうしている間にも、ほぼ全身を包み込んでいく状況に焦り始める俺――更に悪いことに、ラウラの全身を覆う装甲【だった物】が俺の腕を伝って俺をも包み込もうとしていた。
「クッ…!この
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