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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
整備科の学祭準備
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ことが出来る数少ない機会なの。できれば先輩が最も能力の発揮できる豪州のISがいいのよ」

「まあでもその時間は私たちの方に拘束されちゃうし無理は言えないっすけどね」

 う、うーん……協力したいところですけど、私のISは『デザート・ホーク・カスタム』じゃなくて第3世代の『デザート・ストーム』に変わっているわけですし、リース先輩だけならともかく他の人に弄らせるわけには……
 あ、そうか。

「豪州のISならいいわけですよね?」

「ん? まあそうっすね」

「何か当てがあるの?」

「当日だけでよければ一応……」

「当日だけか……ふむ、朝一番に来てもらって展示時間を夕方にずらしてもらえばギリギリか? 弥生、フィアナ」

「うーっす、可能な限り空けておくっす」

「はあ、今年は学園祭周れませんね……」

「すまんな。じゃあカルラちゃん。頼んだ」

「あ、はい」

 リース先輩復活しましたね。さっきまでとは打って変わって非常にまじめになっています。最初から真面目でいてくださいよ。
 リース先輩はそのままスパナをクルクルと手の上で回しながらブースの外に出ていきました。松本先輩とリアス先輩は私に軽くお礼を言ってその後に続いていきました。

「クロエ来れるかなあ……」

 IS学園の学園祭は生徒一人につき学園外の人を一人招待できる招待状を配られます。IS会社関連の人はまた別ルートみたいですけど代表候補生は駄目って書いてありませんし、たぶん大丈夫。後はクロエの都合だけかな。後で連絡しておかないと。
 そんなことを考えつつ私は第1整備室の外に出るために扉へ向かいます。

「あ……」

「へ?」

 扉があいて外に出ようとしたところ、簪さんが立っていました。どうやら彼女も整備室に用があるようですね。私が出るのと入れ替わるように簪さんは中に入っていきました。そう言えば簪さんのISって学年別トーナメントの時は不参加だったんですよね。今思えばあれって強制参加のイベントだったのにどうして不参加だったんでしょう?
 うむむ、簪さんのISに対する謎が深まるばかりです。整備室に入り浸っているリース先輩なら何か知っていますかね? 今度聞いてみましょうか。

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