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環の理
鋼の錬金術師
人造人間
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 ブォォォォォーーーン!



 「行ったな……」

 「大佐は良かったの?」

 「怪我人とその関係者が先よ。それに子供にも良い恰好を見せておかなきゃね」

 「…………」

 「これでもイシュヴァール経験者よ?戦闘経験なら貴方達の倍以上はあるわ」



 ドン!ドドドドドドドド!



 「ロイ・マスタングはどこだ!よくもラストを!許さんぞぉおおおおおお!!」

 「……とはいえ、あんなの相手にしたくはないわね」

 「ていうか口調変わってね?」

 「どうやって捕まえる?」

 「せめて前の状態に戻ってればおとなしかったんだけどねぇ……」

 「マスタングを腹の中に放り投げておけばよかったわね」

 「惜しかったな俺達」



 バクン!話している途中にも外見の体積を越えた質量を食い千切っている。



 「どこにあの質量が入ってるのかしらね!」

 「俺達じゃ人造人間(ホムンクルス)の原理を理解出来ねぇ!」

 「ああもう埒があかない!」



 パニクっている時、前に感じた空気を感知した。エンヴィーか?



 「どうし……馬……?」

 「止まれグラトニー」

 「馬が喋った!?」

 「万国ビックリショーも真っ青ね!」

 「おまえっ……この前の……!」



 いきなり馬が変化し始めた。骨が体格が皮膚が、人間へと変わっていく。全てが人間を超えている動きだった。



 「やぁ。鋼のおチビさんは久しぶりだぁ!」



 こいつがエンヴィー……!?

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