暁 〜小説投稿サイト〜
武で語るがよい!
高町さんの部屋にて…その2
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しく、神田!」

高町さんとは普通に握手をし、スクライアとはこの部屋に来た時と同様に握手をする
高町さんは満面の笑みで、そしてスクライアも真剣な顔から笑顔に変る。
その2人の笑顔に釣られる形で、俺も自然と笑顔になる……。

あれだな、この部屋に来てから一番和やかになったのではないだろうか?
そう思えるぐらいに、この部屋の空気は良くなっている気がした……。

          :
          :
          :
          :
          :


あの後、雑談したり、昨日の事を高町さんに感謝されたり、としている間に
時間は17時過ぎ……そろそろ帰宅しようかな? と思う時間帯だ。
本当は修行場に行きたいとこだが……今日は喋りっぱなしで疲れたのでもう帰ることに…。

そんで、今居るところは高町家の玄関前……
そして、俺に向かい合う形で高町さんとスクライアが居る状況だ。

「それじゃ、俺はもう帰るね?
今日は楽しかったよ……ありがとね、高町さん、スクライア」

「うん、気お付けてね神田」

「おう、ありがとな、スクライア」

高町さんの肩に乗っているスクライアから声を掛けられたので、それを返す……。
で、肝心の高町さんは……何か、そわそわしているが……どうしたのだ?

「あ、あの……神田君?
その……私と、お友達になってほしいんだけど……いいかな?」

と、今度は不安そうな顔でこちらを見つめてくる…。
この際、聞見色の覇気を発動させ、辺りを警戒したのは許して欲しい…
恭也さん辺りに聞かれたら『おい、昨日と話が違うぞ?』と言われるからだ。

「もちろん良いよ? 当然、スクライアもね」

「うん! ありがとう、神田君!
えっと…これからは私の事、なのはって呼んでね」

「僕の事もユーノで良いよ、神田?
毎回毎回、スクライアって呼ぶの疲れるでしょ?」

高町さん達は満面の笑みを浮かべる……。
対して俺は少し顔をしかめる……。

もちろん、顔をしかめたのには理由がある……
藤田達の事だ…アイツらとの約束の件があるから、俺は同世代のヤツは名前で呼んだ事はない。名前を呼んでしまうと……どうにも藤田達に負い目を感じてしまうのだ。

恭也さんや士郎さんみたいに、歳が離れてるなら別なんだが……。

「えっと……その…すまないけど、名前を呼ぶ……というのは保留にしてもらえないか?」

「「え?……」」

先ほどまでの笑顔をが嘘だったかの様に、2人は唖然とする……
そして、時間が経つに連れて俺の言葉を理解し、顔は悲しげな表情になっていく。

「あっ、いや! 別に2人がどうこうって訳じゃないんだ…
ほら、高町さん知ってるよね? 俺
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ