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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
A CAPTIVE TITANIA @
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登場人物側勝利条件 プレイヤーの敗北による女王の解放。
・ 備考 ギフトゲーム中はこちらでは時間が経過しない。
プレイヤーは勝利条件を満たしたら任意でギフトゲームを終了できる。
女王は霊格が一定量を超えた場合、解放される。
プレイヤーが勝利した場合、解放した少女はプレイヤーに隷属する。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催しま
す。
“ルインコーラー”印』
《ふむ・・・ギフトゲーム名から考えると、捕らわれの少女ってのはティターニアってことでいいのかな?
ってか、景品つきって、なんか魔王のイメージが・・・》
一輝は自分の中にある魔王のイメージが崩れかけていた。
「質問だけど、鳴央が神隠しをする理由、捕らわれてる大切な人ってのはティターニアってことでいいの?」
「はい。ティターニアは・・・音央ちゃんは私の妹なんです。」
《神隠しとティターニアが姉妹ってことは・・・》
「チェンジリング?」
「はい。元々は二人で一つの存在でした。」
「んで、今は神隠しとティターニアの二つに分かれた。だから姉妹ってことか。」
「はい。」
「じゃあ、このギフトゲームは、ティターニアを開放したらクリア?意外とどうにかなりそうだな。」
「どうにかなりそうって・・・まさかこのゲームに!?」
「もちろん。じゃなけりゃなんでここに来てるの?」
「・・・神隠しにあって、そのまま消えてしまうかもしれないのに?」
「クリアすれば良いだけだ。」
鳴央のもっともな意見に対して、一輝は一瞬で答えを返した。
「なぜそこまで・・・?」
鳴央は一輝がなぜここまでしてくれるのか気になり、再び質問をした。
そして、この問いに対しても一輝は悩むまもなく、
「なぜって・・・友達の悩みを解決しようとするのは普通でしょ?
少なくとも、見捨てるって選択肢は昔捨てた。」
そう答えた。
「っ!?」
「さて、出してた式神も解除したし、武装も出来たから早く始めたいんだけど、鳴央は付いて来る?」
「・・・はい。私はギフトゲームが始まると、強制的にプレイヤーと同じ場所に転送されますから。」
「ふ〜ん。この鳥居をくぐったらOK?それとも鳴央が俺を神隠しに会わせるの?」
「ええっと・・・どちらでも行けますが、どちらかと言えば鳥居をくぐったほうが難しいので私が神隠しに合わせたほうが良いかと・・・」
「よし。じゃあ鳥居をくぐろう。ほら、行くよ?」
そう言うと一輝は鳴央の手をつかみ鳥居をくぐっていく。
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