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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
箱庭の説明
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るならにぎやかで毎日退屈しないところがいいからな。》
その質問が予想していたものとはまったく違ったようで一瞬ぽかんとしたが、すぐに気を取り直すと、
「はい。子供がたくさんいて、とっても賑やかですよ!!」
と答えた。
その答えに対して一輝は「了解」とだけ答えると先を進めるように黒ウサギにジェスチャーをした。
「さて、ほかに質問はありますか?あるなら黒ウサギには全ての質問に答える義務がありますからお答えしますが?」
「じゃあ、俺が最後に質問いいか?」
今まで静聴していた十六夜が今まで浮かべていた軽薄な笑顔を消し、威圧的な声を上げているので黒ウサギは、構えるように聞き返す。
「どういった質問ですか?もうゲームや箱庭についてこの場で説明できることは説明してしまいましたが。」
「そんなものはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、今ここでお前に聞いてもそれが変わるわけじゃねえしな。何か変えたければここのボスにでも直談判すればいいんだ。俺が知りたいのはたった一つ、手紙に書いてあったことだけだ。」
そういうと、十六夜は視線を黒ウサギからほかの三人、巨大な天幕に覆われた都市と移し、そのまま何もかもを見下すような声で、
「この世界は・・・面白いか?」と一言。
「------」
ほかの三人も無言で返事を待つ。
手紙には”世界の全てを捨てて箱庭に来い”とまで書いてあったのだから、それに見合うだけのものがこの世界にあるのか、それこそが四人にとって一番重要なことだった。
そして、それに対する黒ウサギの答えは
「YES。”ギフトゲーム”とは人を超えたもののみが参加できる神魔の遊戯。外界にあるものよりも確実に面白いことを、黒ウサギは保証いたします。」
四人を十分に満足させるものだった。
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あの質問を最後とし、黒ウサギ御一行は箱庭へと向かい始めた。
なんでも、黒ウサギたちのコミュニティで歓迎の準備ができているそうだ。
そんな感じで、一輝は周りの風景を楽しみながら歩いていると、
「んじゃあ、ちょっと世界の果てを見に行ってくる。」
と十六夜から話しかけられた。
「黒ウサギにはそう伝えとけば?」
「ああ。聞いてきたらそういっといてくれ。」
「了解。」
一輝の返事を聞いた十六夜は、ものすごい勢いで駆け出した。
《初速でよくあんだけ出るな。》
一輝はそんなことを考えながらICレコーダーを取り出し、イヤホンをさすと聞く曲を選び出した。
「・・・ねえ一輝君?」
すると、そのICレコーダーを不思議そうに眺めながら飛鳥が声をかけてきた。
「飛鳥、何かよう?」
「用というほどのことでもないのだけれど
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