GGO編
episode1 銃声と硝煙の宴2
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着いた声に無言で頷き、銃身の横に表示されるエネルギー充填率を見つめる。一発の威力が大きい分、大威力用の大きなエネルギーパックを用いても七発分しか打てないが、代わりにその発数内でなら三秒ほども待てば次弾を打てるようになる。
頭の中でいずれ使うだろう巨大な狙撃銃を思い描き、ボルトアクションで次の弾を装填するイメージの後、再びスコープを覗く。本来は二発目以降は敵に弾道予測線を与えてしまうが、相手が大した知能を持たないクリーチャーならその点は問題ない。
(……次は、当てる)
再びトリガーに指をかけ、拍動する着弾予測円を凝視する。
トリガーを引く、その拍動を完全にコントロールしきっての、完璧なタイミング。
轟音を立てて発射された強烈な光を放つレーザー光線は、大グモの目玉を過たず容赦なく貫いた。
◆
ちなみに、シノンは気付かなかったが、それぞれの特技を生かして戦場でその実力を見せつけるのは、何もアタッカーのツカサとグリドース、後衛のミオンやハガネノカメだけでは無かった。
スカウトというクラスであり、その本領は偵察任務である、ラッシー。
彼もまた、彼女には見えないところでその力を存分に振っていた。
今は伝説となったデスゲーム、『ソードアート・オンライン』で培われた、その力を。
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