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環の理
鋼の錬金術師
密談2
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てな」

 「……そうか」



 冷静にながらも静かに燃えている。今のマスタングはそんな感じだった。



 「話についていけんな。この国はどうなってるんだ?」

 「人造人間(ホムンクルス)が軍の裏側に潜んでいる。上層部も何枚か噛んでるだろうよ」

 「上層部だト!?それどころじゃないゾ!」

 「何!?」

 「キング・ブラッドレイ、あいつも人造人間(ホムンクルス)の可能性がある!」

 「「「「……は?」」」」



 その発想はなかった……が、そうなると辻褄が合うかもしれないわね。



 「眼帯の下……眼球に奴らのマークがあっタ!グラトニーと一緒になって俺達を追い詰めタ!」

 「馬鹿な!」

 「この国のトップが人造人間(ホムンクルス)!?」

 「何が目的「目的ならあるよ」……何!?」

 「ヒューズが殺されかけたのはそれに気付いたからだ」

 「何が目的なんだ!?」

 「端的に言うと……この国の民全員を生贄とした賢者の石を作る事だ」



 私は何の感情を込めず、その言葉を発した。

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