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Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第3話 魔導師とマホウツカイ
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金色の魔力スフィアが4つ程展開された。
葛葉は、危険を感じ、後方に飛びず去る。
《Photon Lancer》
「ーーーまさか!」
彼女から聞こえる機械音声。
それは、昨日から妹の持ち物となった赤い宝石型のデバイスと似た声。
この子、なのはやユーノと同じ……。
「ファイア!」
少女の口から鋭い声が聞こえた。
4つの魔力スフィアは弾丸となり、葛葉に向かって放たれる。
真っ直ぐに高速で接近する雷光の弾が、葛葉の体を正確に捉え、直撃のコースを取る。
「くっ」
迫りくる魔力弾。
あと少しで身体を穿つ距離まで狭まったその時……
「ーーー『
瞬間魔力換装
(
フリューゲルブリッツ
)
』ーーー」
魔力弾が葛葉の身体を穿つその瞬間。
その姿が掻き消えた。
「っ!?……どこーーーー」
《後ろです》
「!?」
「残念」
デバイスからの報告を聞き、少女が背後を振り返ろうとする。
そこには、彼女の背後を取った葛葉の姿。
少女が完全に振り返る前に、彼女の両手を掴み、後ろ手に拘束する。
完全に腕を決められ、逃げられない。
「くっ……はな……して!」
「あのなぁ〜…いきなり光弾みたいな物ぶっぱなされて、離すと思うか?悪いけど、拘束させてもらう」
「っ……う……ん」
身動ぎし、どうにか逃れようとする。
華奢な外見に反して、強い力で抗われる。
葛葉も慌て、拘束の力を強める。
「おい、あんまり暴れんな。怪我すんぞ」
「だったら、放して!」
「君が何故、“これ”を集めるのか。それを聞いたら離してーーーー」
葛葉の言葉が途中で止まる。
この結界内に、少女以外の魔力を感じた。
拘束の力を弱めず、自分の前……斜め上辺りを見上げようとした時……。
「フェイト!」
「ん?」
見上げた先には、ラフな服装のオレンジ髪の若い女性が空中に立っていた。
空中から少女を拘束している葛葉を睨み付けている。
「お前!フェイトを離しな!!」
「アルフ!私はいいから、逃げて!」
「何言ってるんだい!?置いていける訳ないだろう!!」
「ーーーーー」
少女と女性が互いの事を気遣いながら話している。
何だか、襲われた自分の方が悪者に見える会話だ。
……しょうがない。
「え?」
「は?」
惚けた様な声が二人から漏れる。
葛葉が少女の拘束を解き、少し前に押し出す。
急な解放によろめきながら前に出て、空中にいた女性が慌てた様に下に降り、その身体を抱き止めた。
それを確認すると、葛葉は踵を返し、歩き出した。
はっきりいって興が
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