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Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第3話 魔導師とマホウツカイ
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とは違う隔離結界が公園に敷かれていた。
解析結果に、葛葉の口から溜め息が零れる。
(昨日といい、今日といい……厄日か)
神の意地悪か、何かだろうか。
昨日まであった平穏は何処へやら。
厄介事に尽く、巻き込まれている。
テンションも下降気味に肩を落とす葛葉。
ベンチから立ち上がり、取り敢えず噴水の水場にあるジュエルシードを回収しようと近付いていく。
噴水台の水溜の中に光る蒼い宝石。
膨大な魔力を感じる。
どうやら、本物のようだ。
水中から宝石を手で掬い上げる。
蒼い宝石が日の光を浴び、煌めく。
こうして、掌に乗せていると只の宝石しか見えない。
葛葉は持ち帰る為に、ジュエルシードを制服のポケットの中に入れようとする。
その時……。
「待って」
「?」
後ろから声を掛けられた。
ポケットに入れようとしていた手を引っ込め、後ろを振り返る。
呼び掛けてきた人物を見る。
「それを渡して」
「ーーーーーー」
葛葉を見詰めながら語りかけてくる人物。
振り返り、その人物の姿を確認した瞬間。
葛葉の思考が停止した。
目に入ってきたのは、黒を基調にした私服を纏い、綺麗な金髪を靡かせた可憐な少女。
西洋人形を想わせる奇跡のような女の子が葛葉の前に立っていた。
自分の妹も、可愛いの部類であり、将来有望な美少女だが……。
目の前に立っている金色の少女は、現時点でもかなり完成されていた。
少女は自分を見詰めたまま動かない少年を不審に思い始めたのか。
更に硬い声音で問い掛けてきた。
「それは、貴女に必要ない物。渡して……」
「ーーーーーーっ」
再び話し掛けられ、思考が舞い戻る。
真剣な眼差しと微かな敵意を感じ取る。
どうやら、警戒されているようだ。
少女の言葉に、葛葉は手に持ったジュエルシードを見せながら答える。
「渡せ……といのは“これ”の事?」
「そう……」
「君はこれを何か知ってるのか?」
「知ってます。だから、私にーーーー」
「断る」
少女が言葉を紡ぎ終える前に遮り、ジュエルシードを手の中で握りしめる。
葛葉の返答と行動に怪訝な表情を浮かべる少女。
「どういうつもりですか?」
「生憎、これを渡す相手には先約がいる。君には渡せない」
別に約束していた訳ではない。
だが今は、この少女に渡すよりもユーノに渡す方が正しい。
ジュエルシードの事をしている以上、ミッドチルダという世界の人間だろう。
他世界を渡る技術には、興味はあるがそれどころではない。
「なら……仕方ない!」
「っ!? 」
少女が手を前に出すと、彼女の周囲に
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