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Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第3話 魔導師とマホウツカイ
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ーー初めての出会いだった。










第3話 [魔導師とマホウツカイ]










イタチもどきに名乗り終えた後。
例の異相体は、なのはの手に持っていた杖?のアドバイスのおかげで無事に封印出来たそうだ。
イタチもどき改め、名はユーノ・スクライアと言うらしい。
なのはの持っていた杖は、レイジング・ハートという名で、“彼らの世界”で『デバイス』と呼ばれる代物らしい。
彼らの世界、『次元世界』の内の一つ…ミッドチルダという世界では、そういった科学と魔法が両立し、発展していってるらしい。

葛葉もなのは達が『戦略破壊魔術兵器(マホウ)』とは何か?
召喚せし者(マホウツカイ)』とは何か?
何故、葛葉がそんな力を持っているのか、説明を求めた為、サクラと共に説明。
するとユーノは信じられないといった顔?をし、なのはに至っては理解の範疇を超えていた為、フリーズしていた。
確かに、魔法文化の無いと思っていた世界で、彼らの言う魔法の力に似たモノがあると知れば、動揺もしよう。
まして、その力が人智も魔法すら超越したモノ。
人類のあらゆる叡智、戦略・戦術すら無に帰する存在ならば尚更だ。


そして……現在。
ユーノからある程度の事情を聞きながら、三人と一匹?で家路に付く。
歩きながら、ユーノと話し合う。


「落っことした?」

「はい、ジュエルシードは僕がある世界の遺跡で発掘した“ロストロギア”で、管理局に依頼して移送して貰う途中だったんです」

「ロストロギア?」

「滅びた世界に残されたオーバーテクノロジーで作られた古代遺物の総称です」


なるほど、僕の中にある『マホウ』の宝石と同じようなものか。
でも……。


「それが何故、地球に落ちる?」

「移送中の次元航行艦が何かの事故で消息不明に……。最後に示した位置情報が此処、第97“管理外”世界だったみたいで」

「管理外?」

「魔法文化が確認されておらず、管理局からの干渉を受けていない世界の事です」

「ほう……」


ユーノの言い方や番号の振り方から察するに、此処とは違う世界がまだ沢山あるようだ。
更に、そういった世界を捜索、観察する組織もあるらしい。
教えてもらった情報を頭の中で整理していく。


「それで?何でお前が回収しに来たんだ?紛失したのは、その管理局の失態だろ?」

「それでも……僕が見つけた物だから。それに放置すると、この世界に迷惑が掛かります」

「偉いんだよ〜、ユーノくん」


サクラがユーノの頭を撫でる。
心なしか顔が赤い。


「確かに立派だが…なのはを巻き込んだ時点で台無しだな」

「うっ……」


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