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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第五話 ロマーニャ基地A
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高の戦力と言われ、時のマリア姫とも親交があったエースウィッチ。
太陽のように明るく朗らかで、それでいて戦闘では常に思慮深く、何よりも仲間の生存を第一とした在り方は、当時から高く評価されていた……ハズなのだが。
「うーん、芳佳やペリーヌよりは大きいかな!」
「「なっ!?」」
目の前に居る本人はどうか。これではただの悪戯っ娘ではないか。
他人のおっぱいを揉んで品定めしていたなどと、果たして後世の誰が知るだろう。
加えて、隅の方ではなにやら打ちのめされた様な悲痛な面持ちで崩れ落ちる2人がいたりする。
(第501統合戦闘航空団っていったい……)
未だ掌の感触が残る胸を抑えつつ、何故そんなに手馴れているのだと言い知れぬ恐怖を感じる和音。と、そこへシャーリーがやって来てルッキーニを抱き寄せる。
「こら、ルッキーニ。食事中にそういうことをするなって言っただろ?」
「で、でもぉ……」
「ダメだ。ほら、ちゃんとごめんなさいを言うんだぞ?」
「うじゅー……ご、ごめんなさーいっ!!」
ムスッとした表情のルッキーニをあやしながら、シャーリーは膝の上で髪を撫でてやっている。その様はなんだか本当の親子のようで、実際、部隊でも姉妹か親子のようだと認識されていたりする。
「ええっと、沖田少尉だっけか? ルッキーニが迷惑をかけてごめんな。まだ見ての通り小さいんだ。許してやってくれないか?」
「いえ、私は大丈夫ですので。気にしないでくださいイェーガー大尉」
「そんなに堅苦しくなくていいよ。わたしのことはシャーリーって呼んで。ここじゃあみんなそうなんだ」
バチーン、とウィンクを決めて魅せるシャーリーに、和音は思わず、ほうっと見とれてしまった。
(あれがシャーロット・E・イェーガー大尉かぁ……すっごく、大きい……)
ウィッチになる以前はレーサーとして活躍し、その後は501部隊でも活躍。非公式ではあるものの、人類初の音速突破を成し遂げたウィッチとしても有名だ。退役後は故郷へ戻り、再びスピードレーサーの道へ。なによりも速さを求めることに生き甲斐を感じ、後年実用化されたジェットストライカーの試作機に対し、「速さが足りない」とダメ出しした逸話は今なお有名だ。
「おかわり欲しい人いますか〜?」
厨房から顔をのぞかせるリーネと宮藤。2人の料理は部隊でも好評のようで、あっちこっちからおかわりの声が上がる。
「沖田さんはどうしますか?」
「えーと……じゃあ、お願いします」
「はい。ちょっと待っててくださいね」
満面の笑みで皿を受け取ったリーネにつられて笑いながら、和音は賑やかで楽しい昼食を過ごしたのだった。
「「「ごちそうさまでしたっ!!!!」」」
東は扶桑、
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