暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十九話】
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
追撃を遮るように打鉄《大型実体シールドパッケージ仕様》を纏った未来が立ち塞がるや、両手に構えたアサルトライフルによる射撃によって的確にシャルルのアサルトライフルの弾丸【のみ】を同じくアサルトライフルの弾丸で撃ち落としていく――。

どんな能力だよ、あり得なさすぎる――と言いたいが、あり得ない事はあり得ないが世の中の真理、現実として受け止めなければいけない。


「なら俺も…シャルルをやらせるわけにはいかないさ!」



AICが解除され、自由がきくようになった俺は直ぐ様ランドホイールを起動、地上を滑走してシャルルの隣へ移動する――それを見た未来も、左手のアサルトライフルを投げ捨て、粒子となり弾けとぶと左手に近接刀を構えて瞬時加速でシャルルに迫った。


それを防ごうと、ライフルによる牽制射撃を行うシャルルだが、未来にはそれを看破されていて牽制射撃をものともせず接近、左手の刀を振るう――!


「未来!まだシャルルをやらせないっ!!」


近接刀とシャルルの間に割り込み、腕部装甲で刀を受け止めると小さく火花を散らせた。


「ヒルト、流石ね!」

「幼なじみのする事、わからなくてどうするんだよ?」


刀を受け止めたまま旋回、その拍子に未来は体勢を崩した――旋回する勢いそのまま、天狼を振るうが体勢を崩した未来はそれを利用して一撃を回避――そのまま体勢を持ち直すとサマーソルトキックを繰り出す。

流石に避ける事が出来なかった俺はその衝撃に耐える体勢を咄嗟にとって耐えた。


「あの体勢から格闘術かよ――流石だな、未来」

「ほ、誉めたって何も出ないよっ!?」



何故か頬を赤く染め上げた未来、だが次の瞬間――直ぐ様近接刀を振るう。


「…!?」


自然と身体が反応し、天狼で受け流すと俺も天狼で攻撃――それを更に受け止める未来、右手に持ったアサルトライフルは使わずに俺と何度も刀で斬り結び、その刃同士が当たると金属音を鳴り響かせつつ、その度に激しい火花を散らせていた――。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ