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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十九話】
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!他者を一切寄せ付けないその瞳で見つめる先にあるのは尊敬する織斑千冬先生!ラウラ・ボーデヴィッヒ選手ーっ!!』


――この紹介も何だかなぁ……と思ったら満更でもなさそうなドヤ顔を見せたラウラ。

――わからん。


『華も恥じらう女子高生、幼馴染みを追って私立高校からIS学園へやって来た日本の代表候補生!彼女の想いは有坂緋琉人に届くのか!?飯山未来選手ーっ!!』

「ちょ、ちょっと止めてよっ!?べ、別にヒルトの事何か追っかけてないんだからっ!!仕方なく面倒も見てあげようと思ってるだけなんだからねっ!?」


――顔を真っ赤にして否定するように叫ぶ未来。

……まあこの紹介だと否定したくなるわな。


「ひ、ヒルト!?今のは嘘だからねっ!?別に追っかけて来た訳じゃないんだから!」

「わかってるってば、だからそんなに必死になるなよ。逆に怪しまれるぞ?」

「うぅ――もぅっ!ヒルトのバカ!」


――またバカと呼ばれてしまった。

まあ気にしないがな、俺は。



『では改めましてーっ!試合開始の秒読みを開始しますーっ!!』


――てかアナウンサー、今の紹介を反省しろよ。

……と、試合が始まるから集中しないと…。


『五秒前!四!三!二!一!――試合開始ーっ!!』

「叩きのめす」

「悪いがそう簡単に叩きのめされるわけにはいかないさ、これがなぁっ!!」


ラウラの言葉に対して、簡単に叩きのめされるわけにはいかないと叫ぶ俺。

試合開始と同じく新装備の脚部ランドホイール及び背部ブースター及び肩部スラスターノズル全開による疑似瞬時加速を行った。


「悪いがいかせてもらうっ!!」

「ふん……」


軽く鼻で笑うラウラは前面に右手を突き出し、AICを発動する構えを取った。

だが俺もバカじゃない――。




――回想中――


『AIC?なんだそれ?』


学園中の女の子に追われていた一夏が保健室へと戻ると、ラウラ・ボーデヴィッヒの第三世代型兵器の考察を美冬、セシリア、鈴音から受けた。


『シュヴァルツェア・レーゲンの第三世代型兵器よ。アクティブ・イナーシャル・キャンセラーの略。慣性停止能力』

『ふーん』

『おいおい、当たるかもしれない相手の情報だぞ?もうちょいちゃんと聞けないのかよ一夏?』

『いや、ちゃんと聞いてるぜ?』

『いやいや、ふーんしか言わないと興味ないみたいじゃないか。美冬もセシリアも鈴音も教えてくれるんだ、もっと真摯に受け止めろよな』


――そんな軽い言い争いをしているとセシリアが軽く咳払いをし、話を戻した。


『こほん――因みにヒルトさん、織斑さん、PI
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