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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第四話 ロマーニャ基地@
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――ロマーニャ基地 基地司令室
基地に飛行艇が到着してから数時間。辺りはすっかり暗くなり、夕食と入浴を終えたウィッチらは、自室で思い思いに消灯までの時間を過ごしていた。
そんなロマーニャ基地の司令室に、なにやら深刻そうな面持ちで集まる面々がいる。隊長であるミーナと、戦闘隊長である坂本。それから、隊の中核戦力を成すバルクホルンとシャーリーの両大尉だった。
「……さて、一体どうしたものかな」
「やっぱり、美緒と同じ扶桑のウィッチだと思うのだけれど……」
話題となっているのは、当然のことながら和音の事だった。意味不明な問いを発して気絶した和音をそのままにしておくこともできず、ひとまずここロマーニャ基地に運び込んだのだが、その後からはちょっとした騒動だったと言っていい。
「扶桑人であることは確かだろうが、海軍でも陸軍でもないな。それに、あんなユニットは見たこともない」
気絶した和音を医務室に運び、さて身元は何処だろうという話になったのだが、これが一向に判らない。少なくとも扶桑人であることは確かだが、着ている服も現行の陸軍や海軍とは全く違うものだ。
そして極め付けがストライカーユニットだ。それとなく整備班に触らせたところ、どう考えても現行の技術で作られたユニットではない、などという前代未聞の返事が返って来たのである。
「ところでリベリアン。帰って来てからあの未知のユニットを弄り回していたようだが、何か分かったのか?」
腕組みをしたバルクホルンが言うと、いつもは朗らかなシャーリーが珍しく気まずげに答えた。ウィッチでありながら自身のユニットに独自の改良を加えるなど、ユニット関連の技術に一家言持つシャーリーは、整備班と共に和音のユニットを弄っていたのだ。
が、しかし。
「いやそれがさぁ、見た目は確かにジェットストライカーっぽいんだけど……」
「ふむ、それで?」
「正直言うと、よく分かんないんだ」
あんなユニット見たことないよ、と付け加えるシャーリー。
自身のユニットをカリカリにチューンしているシャーリーである。大抵のユニットは触ればある程度の事がわかるものなのだが、今回に限っては全く手ごたえがなかったという。
「ジェットストライカーはまだ開発中の軍事機密よ。カールスラント以外で理論の完成があったとは聞いていないのだけれど、どうして扶桑のウィッチが?」
「私に訊かないでくれ、ミーナ。さすがにまだ扶桑でもジェットストライカーの開発はしていないはずだぞ? 開発されるとしたらもっと先の話だろうな」
ミーナは坂本に対して話を振るが、こちらも心当たりがないらしい。
こうなってくるとますます身元や出自が分からない。扱いにも困ろうというものだ。
「シャーリーと一緒に私もみたん
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