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八条学園怪異譚
第三十三話 踊る本達その一
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「ただ、伸ばし過ぎて千切れるということはないですよ」
 漫画にありそうなことはないというのだ。
「限界がありますから」
「それはないですか」
「人の首も伸ばしてもそれ以上は伸びない長さがありますね」
「ろくろ首もそうなんですね」
「はい、限界があります」
 そうだというのだ。
「そこから先は伸びないです」
「際限なく伸びたり千切れたりはないですか」
「はい、それはありません」
 愛実ににこりとして答える。眼鏡をかけていないと実に優しく見える。
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