崑崙の章
第4話 「治るって……医師いらねぇじゃん、これ」
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「かもしれませんね……ああ、そうか。江賊は、厳顔さんたちの陣が陣払いする様子を見て誘拐を決行した。しかし、厳顔さんは黄忠さんとの約束の為、ここに残った。そして誘拐の現場を見られた……」
「……桔梗が怪我をしたのは、わたくしのせいでしたのね」
黄忠さんが落ち込むように顔を伏せる。
おっと、いかん。
「紫苑、それは……」
「黄忠さん、それは違います。貴方がいたから厳顔さんが助かったのかもしれません」
「「え?」」
二人が顔を上げる。
確証はないんだが、市場での話が脳裏に蘇る。
とすれば……
「厳顔さん……あなたの兵はおそらく、すでに全滅しています」
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