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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十八話】
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直ぐ俺の目を見つめる母さんに対して俺は――。
「わかってるよ、母さんや美冬を――俺の友達を泣かせるような真似はしないさ」
「うふふ、なら大丈夫ねぇ」
――と、安心したのか普段の口調に戻った母さん。
シャルルも黙って聞いていたのだが、俺の言葉を聞いて安心したのか少し強張った表情が元に戻っていた。
「ん……。調整終了〜。それじゃあ母さんは美冬ちゃんの試合を見に行くわね?」
「そういやそうだったな、一日の試合が終わるまで美冬とは会えないからなぁ…試合談合とか防止の為らしいから」
その為か、俺はまだ美冬のパートナーの【更識簪】に会えずにいた。
放課後会えない事もないのだが、いきなり親しくもない男が話し掛けて警戒されてもそれはそれで嫌だからなぁ。
二年の試合も気になるのだが、どうやら【更識楯無】さんも順当に勝ち進んでいるらしい。
三回戦勝てば準決勝、その次がAブロック決勝戦でその次がAブロック優勝ペアとBブロック優勝ペアの実質の最終決勝戦。
そして最終日がドリームマッチで各学年優勝ペアによる試合という日程――ドリームマッチに関しては、今日聞かされたから多分試合時間に余裕が出来たのだろう。
話は戻すとして、試合自体は見れるのだが美冬と簪ペアも相手を瞬殺しているためか、俺もシャルルやセシリアも全く間に合わないのが……。
「じゃあ母さん行くわね?お父さんに連絡しないと……お父さん?――」
携帯を片手にハンガーを去る母さん、それを見送った俺とシャルルは――。
「いよいよ第三回戦だな、シャルル」
「うん。勝とうね、ヒルト?」
「あぁ、セシリアとも約束したしな」
そう言うと、少し不機嫌そうな表情になったシャルルを不思議に思いながらもISを解除し、俺達二人もハンガーを後にした――。
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