第18話 姫様の想いは重いようです
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無かったのじゃがな……?」
不味い!本格的にフラグのニオイがする!?
「と、ところで、何で此処に来たんだ?何か用があったんじゃないのか?」
「ん、ああ、そうであった。お前を連れて来いと、義姉君に言われてな。」
エルザさんGJ!!
「な、ならしょうがないな、行くか!!」
「……随分、嬉しそうじゃな。私とおるのが、そんなに嫌なのか………。」
やめろーーーー!拗ねるなーーーーー!!
あんたはそう言う性格じゃない筈なんだ!!!
「…………そんなんじゃねぇよ。(ボソッ」
「…え?今何と―――」
「おら!行くんだろ?!置いてくぞ!!!」
「あ、ああ。ま、待て、置いて行くなシュウマ!!」
フラグ強化完了俺の馬鹿!!
いや、落込んだ姫様無視出来る奴が居たら、名乗り出てくれ。
そしてナギ。多分、ごめん・・・・・・。
Side out
Side アルビレオ
愁磨とアリカ様が出て行ってから、約30分。話が一段落したので、休憩となりました。
「ナギ様。少々良いでしょうか?」
と、エルザ姫がナギに話しかけに行きました。
フフ・・、ナギも愁磨も、随分罪作りですねぇ。
「おお、お姫さん!何か用か?」
「いえ、折角ですからお話でも、と。」
「いいけどよ。面白い話なんてねぇぜ?」
「うふふ、いいえ。今で十分楽しいですよ?」
「今ったって、何も話してねえじゃねえか。」
姫の言葉に首を傾げるナギ。まぁ、それはそうでしょう。
「だって、何処へ行っても、皆私には敬語なんですもの。普通に話して頂けるだけで満足なんです。」
ふわり、と自然に姫がナギに微笑みます。
アリカ姫が薔薇だとしたら、此方は百合でしょうか。
「お、おお、そうか///お姫さんも大変なんだな。」
それを見たナギが赤くなってますね。
フフ、あの笑顔を向けられては仕方ありませんね。
「あ、あのな、それでよ、お姫さん。『様』って言うのやめてくんねえかな?
言われると、どうも背中が痒くてな。」
「それでは、ナギ殿……ナギ、さん?う〜ん……。」
・・・こうしていると、二人とも年相応の少年少女に見えるのに、悲しいですね・・・・。
「ナギ君?いえ、ナギ……ナギ…う〜ん……。」
「お姫さん、そんなに悩まなくてもいいって。普通にナギでいいぜ。一番呼び慣れてるしな。」
「そ、それでは……な、ナギ……と。
では代わりに、ナ、ナギも、お姫さんと言うのを止めて、私の事をエルザとお呼びください。」
「分かったよ、おひ…じゃねえ、
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