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ご飯が二日連続で食べられるなんて!
「お兄ちゃん・・・はしたないよ・・・」
「そうだよー・・・グローブはずして食べてね?」
アスナさんはもう既にグローブをはずし、バスケットを持っている。
私もはずして、アスナさん特製のお昼ご飯を待った。
そのあと、アスナさんの指に兄が・・・・・・・・ということは、見なかったことにしておいてやろう。だってサンドイッチおいしかったし。
島島
「おお、キリトとキリアか?」
「クライン。まだ生きてたか」
「クラインさん今日は」
「相変わらず愛想ねえなぁ、キリト。キリア見習いやがれ! お?今日は珍しく・・・・連れ・・・が・・・・・・・・・」
クラインの目が大きく見開かれていく。
「・・・・・・」
「なんかいえ、クライン。ラグってんのか?」
次の瞬間、私と兄の行動が完璧の動機することとなる。
「こ、こんにちは!!くくクラインという者です24歳独身」
「「・・・・」」
私と兄は無言でクラインの足を踏んづけたり蹴ったりした。
「まあ・・・悪い連中じゃないよ、アスナさん。リーダーの顔と中身はともかく」
クラインの講義の声は無視しておこう。アスナさんが笑っていたのは追記。
そのとき、おそらく軍であろうパーティーが、向こうから歩いてくる。
軍のリーダーらしき人は、コーバッツと名乗った。そしていきなり、マップデータを渡せといってきた。
クラインが反対の声をあげ、私もそうしたいのだが、やはり心臓が痛いくらいに早いリズムを打っている。
これじゃあ声もマトモに出せない。
そうこうしている間に、兄はマップデータを軍に渡してしまった。軍が去っていってから。
「な・・・に、してるのお兄ちゃん!マッピング大変だったのに!」
緊張が解けた私は、兄に詰め寄った。
「どうせ町に戻ったら公開する気だったし、問題ないだろ」
「だからって・・・・あんな奴等に!」
「落ち着けキリア」
「っ・・・・」
私は言う言葉を失ってしまった。
兄が私の頭をポン、と軽くたたいて、先を歩いていった。
「あああああぁぁぁぁぁ・・・・」
遠くで小さいがはっきりと悲鳴が聞こえた。
ボス部屋まで行って無謀な挑戦をしたのだろう。
私たちは一斉に表情を引き締めると、先ほどとは逆の方向へ失踪していった。
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