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ソードアート・オンライン〜黒の妖精〜
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ムかなんか無いかな・・・ってゲームのなかで思わされてしまうなんて。
兄も同じようなことを考えているだろう。
そのとき。
「キャアア!どいて!!」
転移門が光、誰かが吹っ飛んでくる。
この人は多分きっと、いや絶対、ジャンプしてどこかの転移門に入ったのだろう。
私は持ち前の敏捷度を生かして――兄は筋力系だが、私は敏捷系だ――その飛んできた人物をよける。
兄はその人物に押し倒されていた。
そしてその人物は・・・
「あ、アスナさん・・・だ・・・」
自分の上に乗っているのがアスナということ以前に、女だと言うことにも気づいていない兄は。
「!?」
「や、やーー!!」
触ったな。
確実に・・・触ってから揉んだな。
よし後で・・・・・・・・・昨日の分も返さないと。そして兄を土に還さないと。
やあこんにちは、なんていってる場合じゃないんだよ!
私が兄とアスナさんに近づいていくと、アスナさんが転移門のほうを向いて一瞬怯えた顔をすると、兄の後ろに隠れた。
そこ、私の指定位置なんだけどな・・・・
  転移門が光り、そこからまぶしい純白の布地に真紅の十字架が描かれたマントを羽織った、三白眼気味の男がこちらに向かってきた。
「アスナさま!勝手なことをしてもらっては困ります!さあギルドに帰りましょう!」
てめえが還れよ・・・
おっと、性格が・・・・・。
「悪いな、お前んトコの副団長さんは今日は俺たちの貸切なんだ。」
なんて・・・気障な言葉。
でも私も乗ろうかな。こういうときは人見知りなんて、出てこない。出しもしない。
「うん、そうだね。アスナさんは今日は貸してもらうよ。君が一人で・・・・ギルド(あの世)に逝けよ」
アスナさんが目を見開いて私を見てる。
兄が苦笑してる。
まあそうだよね。当然だよね。
「あの世・・・って・・・キリア言い過ぎだろ」
「いいの。こういうストーカーっぽい人には丁度いいでしょ」
「貴様らぁああ・・・・お前らみたいなガキにアスナ様の護衛が務まるかぁあ!!」
「「お前よりはマトモに勤まるよ」」
「な・・・!」
その時、私の視界にこんなウィンドウが現れる。

 クラディールから一対一の決闘を申し込まれました 受諾しますか?

「クラディールさんって言うんだー・・・さっさと逝かせてやるよ。もちろんYes」

 クラディールとの対決を受諾しました。 初撃決着モード

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7・・・
6・・・
5・・・
4・・・
3・・・
2・・・
1・・・


「はぁあっ!!!」
私は両手剣を振りかざし、間合いをつめる。
クラディールも両手剣だ。
発する光から見て、相手はおそらく「アバランシュ」。
その程度のソードスキルなら、私は使わない。
素の攻
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