暁 〜小説投稿サイト〜
Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第2話 目覚める魔法
[3/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
。
「(どうするの、マスター?言ってみる?)」
「甚だ不本意だが……行くよ。夜中ずっと煩わしい電波を流されるのは辛い」
「(そうなんだよ!ゆっくりお休み出来ないんだよ!)」
「君は毎日、寝てるだろう……」
脱力しながら、クローゼットの前に立ち、私服に着替える。
両親や兄達にばれないよう、静かに家を出る。
軽く走り、動物病院へと向かう。
しばらく走ると目的の動物病院に到着。
注意深く、周囲を見渡して見るが、特に異常はない。
発信源と思われるイタチもどきは病院の中。
さて………どうしようか?
「(入っちゃおうよ!)」
「簡単に言うなよ。下手すれば不法侵入ーーーー」
「ーーーー葛葉?」
周囲に誰もいないと思い、声を出しながら、サクラと話していると不思議そうな声音で名を呼ぶ者。
注意しながら、恐る恐る後ろを振り返る。
そこに立っていたのは、何やら戸惑った表情を浮かべる
双子の妹
(
なのは
)
。
何で、ここに?
「どうしたんだ、こんな所で……」
「そういう、葛葉は?」
「あの、イタチもどきが気になってな」
「私もだよ」
成る程。
兄妹揃って何をしているのやら。
本当の所は、自分と同じ声に導かれ、此処に来たというところだろう。
「でも、病院はもう閉まってるみたいだ。明日また出直そう」
「うん……そうだね」
流石に、不法侵入は出来ない。
葛葉は踵を返し、帰ろうと歩き出す。
なのはも葛葉の言葉に従い、後ろについて歩き出す。
しかし……。
二人が病院に背を向け、歩き出した瞬間。
病院の敷地内から、大きな爆発音が轟いた。
砕けたコンクリートが宙を舞い、砂埃が視界を隠す。
「っーーー!」
「キャーーーー!」
突然の出来事に悲鳴を上げる。
轟音に身をすくませる。
「くっ……何だ!?ガス管でも爆発したか!!」
「(違うんだよ、マスター!?病院の中から“魔力”の反応がするんだよ!しかも、『召喚せし者《マホウツカイ》』クラスの魔力が!!)」
「はぁ!?」
サクラの報告を聞き、動揺する。
有り得ない。
この世界で自分クラスの魔力反応等、あるはずがない。
「っーーーーーー…あ、あの子!」
「あ……待て、なのは!おい!」
砂埃が徐々に晴れていくと、その破壊の爪痕が露となる。
病院の周りを覆っていた外壁が内側から崩れていた。
その壊れた外壁から、走り飛び出してきた小さな影。
昼間に自分達が拾って病院に預けたイタチもどき。
でも、今重要なのは、そんな小動物よりも己の家族。
イタチもどきに向かって駆け出したなのはの後を追
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ