百二十二話 The Red-Nosed Reindeer─赤鼻のトナカイ─
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お前」
「そう……なのかな?」
「間違いねーよ」
言って、リョウは顔を朱くして俯くサチに笑いかける。
子供のころは、毎年彼女と共にこの日を祝っていて、其れは当たり前の事だった。
あれから色々な事が合って、もう自分達も大分大人へと近づいたけれど……今またこうして当たり前のように彼女とこの日を迎えられている事は、きっと奇跡のような事なのだと思う。
もし願えるのなら……この時間を、心に刻んでいよう。
仮に何時か来る時が、こんな当たり前のような日を奪って行ったとしても、心に残る思い出が、この時を思い出させてくれるように。
青年はそう、心から願った。
Sub story 《変わり終えた未来》 完
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