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モンスターハンター 兵士の狩り
第二話
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う感情が少女の中で強くなっていった。

そして行きたい、という感情が少女の心に一日中居座る様になった時、ついに行動を起こしたのだった
父と母の目を盗み、村人に怪しまれない様に森に入った。そして冒険気分で森を探索する内に、
ランポスの群れと会ってしまったのだ。そして今にいたる。

少女は自分の愚かさを今になって嘆いた。何でこんな事したのだろう。

ランポスの地を蹴る音が近づいてくる。少女は焦りに駆られながら道を適当に選んだ。それは間違いでもあったが正解でもあった。

「あ・・・」

道は行き止まりだった。ランポスは止まって少女を逃がさない様に囲んだ。ランポスは慎重に、少女に飛び掛かるタイミングを計っている様だった。

もうだめか。少女はランポスを見て死を悟った。父や母の顔が浮かぶ。自分が死んだら皆は悲しんでくれるだろうか。と少女は考えた。悲しむだろうな。とも少女は思った。

ふと、何かが刺さる高い音がした。それに続いて風が何かを吹き抜けるような音もした。死を覚悟していた少女は特に驚いた様子を見せなかったが歪んだ視界に何か新しい影が見えた気がした。


「怪我はないか?」

影がこちらを向き、何か喋った。少女は目をこすり自分より背の高い人の目を見上げた。少し眼力のある目が見返して来た。


「は・・・・はい!」


少女は遅れて、目の前の人が自分を助けに来たことを理解した。




















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