第2話
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Side 渚
生徒会メンバーとの顔合わせも終わり、球技大会当日。夕方から雨のようだが、大会が終わるまでは大丈夫なようだ。
そして、僕たちは思い思いの方法でリラックスしている。アーシアさんは朱乃先輩に手伝ってもらってストレッチ。小猫ちゃんは球技のルールブックを読んでルールの最終確認をしている。祐斗は・・・・・・今日も何やら考え事をしているみたいだ。
そうそう、兄さんは朝の修行の成果が出て、『赤龍帝の籠手』が二段階目になって、力の譲渡ができるようになっていた。レーティングゲームが終わってから一層修行に力を入れていたので成果が出たようだ。
僕の方は正直微妙だ。魔力のコントロールなんかは上手くなっているが、強くなっているかと聞かれると返答に困る。それにグレイフィアさんが言っていた、『魔力融和』なるものの存在が気になって、修行になかなか集中できない。
そして、リアス先輩は部活動対抗戦の種目を確認に行っている。ん? 帰ってきたみたいだ。
「ふふふ、勝ったわよ、この勝負」
リアス先輩は不敵な笑みを浮かべている。
「部長それで種目は?」
兄さんがリアス先輩に質問した。そういえば、最近夜に何かしているみたいだったけど何をしてるんだろう?
「ドッジボールよ。この勝負貰ったわ!」
ピースサインをしながら、リアス先輩は言った。兄さんの顔色が少し悪くなったような気がする。なにか心配事でもあるのだろうか?
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現在、僕はテニスコートに来ている。
「リアス先輩! がんばってください!」
フェンス越しに、エールを送った。テニスウェアが刺激的である。
リアス先輩はクラスの代表として、他クラスの代表とテニスで勝負しているのだ。
「おくらいなさい! 支取流スピンボール」
「甘いわ! グレモリー流カウンターをくらいなさい」
リアス先輩はボールを打ち返そうとするが、ボールは突然軌道を変えて落下した。
おい・・・・・・・どこのテニプリですか? あり得んだろ今の落ち方は・・・・・・・・。
「やるわね、ソーナ。さすが私のライバルだわ」
「リアス。負けた方がトッピングを全部つけたうどんを奢る約束、忘れてないわよね?」
「ええ、私ですらまだ試してないそれをあなたに先を越されるなんて屈辱だわ」
賭けの内容がいささかしょぼい気がする。上級悪魔で爵位もちなんだよね、この人たち?
まあ、悪いことではないんだろうけど、若干イメージが崩れそうです。
結局二人の試合は、かなり長い一戦となり、最終的にはリアス先輩と会長のラケッ
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