暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百二十四話  『故郷話、そして捜査の進展と』
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
達と少し離れた席ではなのは達と一緒に食事をとっていた。
料理をわざわざ士郎が運んできてくれて、

「ふむ、それでシホ。最近のフォワード達の動きはどうかね?」
「まぁ、いい感じだと思うわよ。ね、アルトリア」
「はい。個人訓練に入りましたらそれぞれの目指す分野がさらに見えてきた気がすると言っていましたから確かでしょう」

アルトリアは三人前くらいはある料理を丁寧に食べながら返事を返してくれる。
ユニゾンデバイスだから太らないのは羨ましい…。

「でも、ちょっとなのはのティアナに対する訓練に一言物申すわ」
「…え? な、なにかいけないことがあったかな?」

それでなのはは久々に体をビクビクと震わせている。
別に怒るわけじゃないんだからそう構えなくてもいいわよ。

「別に、なのはの教導は別段いけないというわけじゃないわ。
でも、ティアナにはもう一つの道も示してあげたらいいかなと思うのよ」
「もうひとつの道…?」

それでなのはは少し首をかしげる。

「そう。なのはの教えるセンターガードの心構えはなのは基準で行っているけど、ティアナはなのはと違ってまだそんなに長距離が得意というわけでもない。
いまのところは中距離で力を発揮するタイプね。
そしてもう一つは防御がなのはと比べるとティアナは薄いから足を止めて精密射撃をするのはチーム戦なら有効だけど、いざ単体戦闘になったら一気に狙われて袋の鼠になってしまうわ。
言葉で表してみると分かるとおり、なのはは『射程が長く、防御も堅い重砲撃型』。
それに対してティアナは『射程も短い上に一発の被弾で致命傷にもなる恐れがある防御の薄い軽射撃型』ってところかしら…?」
「お! シホの嬢ちゃん、なかなかいいところをついているぜ」
「ランサーに同意してもらえると私も嬉しいわ。
それでね。なのはの教導と一緒に私もティアナに私流の教導を教えたいんだけど、いいかしら?」
「たとえばどんなものなのだ? 奏者よ」
「うん。常に動き続けながらも標的を正確に狙える集中力や持久力に命中率の精度の向上、そして射程距離も伸ばせる方向性も示したらいいかなと思って…。
せっかくクロスミラージュのサードモードである長距離特化型のロングレンジ戦闘用であるブレイズモードがあるんだし。
なのはの教導がある程度身に付いて、サードモードも解禁になったら今言ったのも本格的に教導も行なっていったらティアナはもっと強くなると思うわよ。
それに銃の使い手であるヴァイスにも教わるのも一つの手でもあるわ。
最近、「腕が錆び付いていないか見てくれませんか?」とか相談をヴァイスに受けているからちょうどいいと思うしね」
「うーん…さすがシホちゃんだね。ティアナの事を色々と考えているのがわかるよ。
…うん、それもティアナがスキ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ