京都最終決戦〜江戸時代二時間目〜
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本拠地に向かいました。そこには、破壊の爪跡がのこっています。
「お前達はいったいなにものなのなんだ!」
陰陽師の人達がでてきました。
「とりあえず中に入るか」
シオンお兄ちゃんは土蜘蛛さんを抱き建物のほうへいきます。
「止まれ!!そいつは原因だぞ!!!」
「うるさい黙れ」
「ひぃ! だ……だめだ!」
なんとか耐えたみたいです。
「すいませんが、あなた方の意見をもとめる必要も聞く必要もありません。我々の行動は将軍家、天皇家両家の約定により妖怪に関してあらゆる権限の上位に存在しますので」
そいって紗代ちゃんが印籠をみせて黙らせました。
紗代
今は、陰陽師の本拠地である寺院にいます。そして……皆さんにすごく怒られました……最後に使っていた力を使えば逃げるのは容易いだろうって……幸い子供も私も大丈夫でしたからよかったですけど……今は、陰陽師さん達の治療をしなきゃ。
治療をしだしてから、約一時間が経過しました。
「ふぅ、これでもう大丈夫ですよ」
「あ、ありがとうございます姫巫女様」
定着してしまったようですね……間違いではないですけど。
「次の方は……こちらの方ですね……」
どんどん重傷者から治していきます。あの固有結界(?)の効果で土蜘蛛さんからどんどん生命力を吸っていたおかげで全然疲れません。むしろ余ってますから治癒がかなり楽です。
「よし、次は貴方ですね」
「よ、よろしくお願いします!」
「緊張しなくていいですよ。怪我は肋骨ですね……ちょっと我慢していてくださいね。すぐですから……はい、終わりました。」
「おおお、全然痛くないです。ありがとうございます!」
治療符もあるんでしょうが、ここのところの激戦でほぼ無くなり術者もあまりいないそうです。考えると西洋は威力が高く術者次第ですが数が少ないですが、日本の呪術は使いやすく、こまわりなど動きやすい。しかし、符が無くなると大変……どちらもどちらですね。私のような両方使える存在は特殊でしょうが。
「次の方……」
まだまだいますね。緊急の方も沢山います。死ぬ危険がある方から直していますが、それでも終わりません。
「すいません。姫巫女様」
「なんですか?」
「天皇陛下がお呼びです。来ていただけませんか?」
「用件はなんですか?」
「お話しをお聞きしたいと」
緊急性は認められませんね。
「では、3時間後に行くと申してください」
「それはできません。今すぐにお越しください」
「お断りしま
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