京都最終決戦〜江戸時代二時間目〜
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紗代
嫌な予感がして急ぎ結界に入りました。そこで目にしたのは咲と加奈が傷だらけで倒れている姿だったのです。
「咲、加奈!!」
返事は無い……かなり危ない状態ですが、生きてはいるようですね……よかった。治癒をほどこしながら敵を睨み付けます。
絶対に許しません。
---------------------トクン----------------------
「次は嬢ちゃんが相手か?楽しませてくれよ!!」
「っ!」
急いで、咲と加奈を抱え飛び去り二人を安全そうな場所へ置いて土蜘蛛に向かいます。
「極大・雷鳴剣・連撃・百花繚乱!!!」
大量の電気を纏わせ切りつけ、気を放ち敵を吹き飛ばします……これだけで終わるはずがありません。それなら鵺の二人が負けるはずないからです。
「右手、雷龍、掌握、龍兵装・雷神龍」
右手に雷神龍を纏いますが……これだけじゃダメですね、あいつは土蜘蛛です。属性的に相性も悪いですから……なら、奥の手……ここ最近できるようになった力見せてあげます。
「左手、炎龍、掌握、龍兵装・炎神龍」
母が使っていた炎龍を龍兵装として纏います。
「ほう、面白いことやってんじゃねえか!!!!!」
やっぱり無傷ですか……でも、まだです。
「双手、龍兵装・雷神龍、炎神龍……融合、龍神兵装・炎雷……」
身体全身に炎と雷を纏う……よかったできました。成功率がまだ6割だから、ちょっと不安でした。この技は闇の魔法を参考に開発しました。私の体が炎雷によりに数千度の炎その物となり、早さも雷となる優れ物です。
「参る!」
「来い!」
走り出し、すぐに音速の領域まで加速して背後へと回る。
「霞桜」
一閃の斬撃として放った気を目標の内部に浸透させ、多数の斬撃として四散させる……これで、どうですか?
「く、やるじゃねえか!!」
自分で目標内部を切り落として防ぎましたか……でたらめな。
「こっちも本気で行くぜ、開放」
土蜘蛛に糸が巻き付きどんどんと小さくなっていきます……嫌な予感がします!
「焔切り!!」
居合い抜きによる斬撃と気による二段攻撃を仕掛けます。この攻撃には炎雷も巻きついてるため地面が陥没したりする威力なのです。
「なっ、無傷……?」
「無駄だ、こいつを壊すことなんてできはしないんだよ!」
どんどん小さくなっていく繭と比例して気配や威圧感は増大していき、最終的に繭は1m60cmくらいの大きさになり、中からおかっぱで着物姿の少女がでてきた。右手は篭手に巨大な爪が付いた物に変化していました。
なんて
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