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少年は魔人になるようです
第10話 魔人たちは先に進むようです
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ああ、よしよし。この人は嫉妬してるだけだから大丈夫だよ〜。

ああ、モフモフ……。」


目を潤ませて俺に擦り寄って来るリル。ああ、毛が凄く気持ち良いです・・・・。

・・・よし、癒し分摂ったし、そろそろ殲滅してくるか。


「リル、省エネ|形態(モード)。」


クピッ!と鳴くと、リルの体が段々縮んで行き、40cm程になる。

モフモフの四つ球ミニリュウってとこか。ああ、カワエエなぁ。


「エヴァ!リルの事頼むぞ?」

『あ、ああ///べっ別に構わんから、さっさとこっちに寄越せ!』


フフフ、エヴァは可愛いモノ好きだからな〜。

ニンマリしてるし、左右に振られる尻尾が見えるようだ。

もう一度モフっとすると、リルを離し『闇』に入れると、

狙いと寸分違わずエヴァの上に落ちて行った。


『あぁあ、モフモフだぁ///ふふふふふ、モフモフ〜もふもふ〜♪』


13Gピクセル・ブルーレイ録画ッッッ!!

PERFECT!!これでかつる!!


「充電フル。

さて、そろそろ真面目に行きますかね。――まぁ、適当にな。

愁磨、自由(フリーダム)に!!行っきま―――す!!!」


と、俺が軍に飛んで行ったんだが・・・・・

なんだあいつら?もう勝鬨上げてんのか?

最早世界が変わりっぱなしって忘れてるな。

全く・・・、それくらい気付こうぜ・・・・。

さてさて、そんなふざけた幻想はぶち殺してやらないとな。



ドォォォォォォン!!!!



「やぁやぁ皆様、随分と俺を過小評価してくれているんだねぇ。


劇はこれから終演を迎えるんだぜ?

さぁてめぇら。小便はすませたか?

神様にお祈りは?

部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?



――――答えは聞いてない!っけどなァ!!!」


もう遊びはいらない。故に、手加減しつつ全力で、殲滅する。


「『概念情報改変』

 『HPへのダメージを魔力と気力へのダメージに変更』

 『全損耗率を10倍、余剰ダメージを0.00000000000001倍に変更』」


俺は世界の情報を塗り替える。肉体へのダメージを負えば負うほど、

それは魔力と気へのダメージとなる。

しかも肉体へのダメージ、魔力・気力の消費が十倍になっている。

しかしこれは終結を早めるためだけの、オマケの効果。

本当に重要なのは、死属性の攻撃でも死なない事。


魔力(攻撃手段)と気力(スタミナ)以外は決して減らない。

だから、俺は本気で攻撃出来る。


「汝ら 我が肉に組まれし 唱える者共


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