試合前の午前
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くお願いします!私、美奈の友人の久野三咲って言います!」
「おっけー、三咲さんね」
「もう、三咲ったら」
美奈はあきれて苦笑する。
「じゃあ、ケーキ作りを始めるか」
「「うん」」
優がそう言ってケーキ作りの準備に取り掛かる。美奈と三咲は思った以上に手際と物覚えがよく、自分が教えるとすぐに覚えていく。
「二人とも、普通にうまいじゃん」
「いや、優さんの教え方が上手なんですよ」
「そうですよ、優さんの教え方が上手だから私たちがこんなにもできるようになったんですよ」
上から奈美、三咲が褒める。すると、奥のほうからお袋が出てくる。
「あ、お義母さん」
「おばさん、お邪魔してます」
「あら、三咲ちゃん来てたの。いらっしゃい。しかし、なんだか珍しい組み合わせね。優が女の子たちといるなんて。直葉ちゃんとしかいたところなんて見たことなかったのに」
「お袋、それはあっちであんま遊び行ってなかった時だろ。普通に学校じゃ結構話して他方だぞ。それに、前に言ったじゃないか。彼女があっちにいるって」
「「ゆ、優さん、彼女がいるんですか!?」」
彼女の単語に反応する二人。まあ、女子はすきそうな話題だがそんなに驚くことなのだろうか?
「ああ。そんなに驚くことか?」
「ちょっと、いきなりだったんで驚きました……」
「そっか〜、優さんって彼女いたんだ〜……残念だな〜……」
何が残念なのかはわからないが、まあ気にしないほうがいいところだろう。
「それよりも、三咲。アミュスフィアちゃんと持ってきたよね?」
「もちろん、ちょっとやらしてもらったけどなかなか楽しかったよ」
「へー、二人ともVRMMOやってるんだ」
「うん、ちょっとおじいちゃんから言われてね」
「私はもうすぐ買うけどいろいろと規制がかかっててどれを買うか迷ってるんですよ」
美奈はおじいちゃんということは確実にBFOだろう。抜かりのない人だ。自分の娘にもやらせているなんて。っていうことは確実に純もBFOだろう。部屋にアミュスフィアがあるのを確認している。
「うーん、三咲ちゃんは買うならALOとかどう?あの事件があった後だからやりたくない気持ちもあるかもしれないけど今度、別の会社がサーバーを管理するんだけどそこはだいじょうぶなはずだよ」
「そうなんですか?でも、親がなんていうか……」
「まあ、そんなに急にじゃなくて大丈夫だから」
「そういえば、優さんも今VRMMOをしてるんですよね?」
「ああ、俺もおじいさんに頼まれてちょっとBFOをな」
「あ、そういえば、奈美。昨日、夜BFO始めてやらせてもらったけど、すごい人に合ったよ。何かあのゲリラN
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