暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第26話 忍者?フウマ?
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、そう あれだ。時代劇とかで出てくる、そう この容姿+語尾からも判るとおり。

 見たとおりの《忍者》だった。

 この世界には、職は無いから、そのコスプレのようなものだった。確かに、ビジュアルはその人々の好みに合わせて、選べるものだ。
 姿形を自身の希望に優先するのであれば……ステータスは保障しかねるが。
 そして、リュウキはその面子に身に覚えが有る。

「……お前らあれか。ギルドの……忍者軍団?」
「ちがう! フウマでござる!」
「そう! ギルド・風魔忍軍! のコタローとイスケとは拙者たちの事でござる!」

 リュウキは、簡単に裏が取れた。
 この連中は、元βテスターの間なら結構有名だと言っても過言じゃない。なぜなら、このギルド、この連中は性質の悪いことで有名だからだ。
 
 βテストの時…… 敏捷力AGIを極上げし、極端なスピード型の性能に仕上げ、攻略の際敏捷性AGI壁だけのめまぐるしい戦闘を繰り広げていた。……それだけなら 別に何も問題ないのだが、性質が悪いのはその先だろう。

 このギルドの面々は、どう教育?されているのか、危なくなるとその敏捷生(AGI)……ダッシュ力にものを言わせ逃走するのだ。

 それだけなら、構わない。だが、悪質なのは その上近くのパーティを見つけたら、モンスターのタゲをなすりつけてく。標的を見失ったモンスターは、他のパーティに標的だと向けられてしまう。
 悪質なPK行為。《MPK》 若しくは《トレイン》とも呼ばれる行為だ。
 だから、何をどう考えても悪のシノビギルドだ。下手をしたら《オレンジギルド》だろう。

「………ふぅ、相変わらずお前らは変わってないな」

 リュウキは、やれやれと苦笑いしつつそう発言した。その語尾もよくよく思い返して見れば聞き覚えがあるのだから。

「知っていつつその言動! おのれ! きさま拙者らを愚弄するか!」

 イスケが忍者刀、……じゃなくシミターへと手が伸ばした。その後、コタローと共に、2人はそのまま、リュウキへジリジリと間合いを詰めてきた。

(……オレとやるつもりか? 以前どんな目にあったか……。ああ、そうか アバターが違うからわからないか)

 リュウキは思い出していた。
 実は、彼らとリュウキは以前に対峙したことがあるのだ。アバターが変わっているからこそ、当初は自分も気付かなかったが、忍者の格好、そして その名前を訊いて思い出したのだ。

 出会ったその時も、奴らは他のパーティにモンスターを押し付け、逃げ去ろうとしていた。

 そこに通りかかったのがリュウキだ。 それを見るなり、モンスターを弾き飛ばし、退路を断ってやったのだ。その後の連中は、逃げるのを止め、死に物狂いで倒すことに成功、無事戦闘は終了したが、そ
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