第三十二話 少年期N
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わりだ。それじゃあ、今日も思いっきり遊ぶぞ!
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―――そして放課後。
えーと、コーラル。とりあえず音声機能ONにしてくれ。あと拡声器の音量は最大でお願いな。え、デバイスはマイクではないって? 今更何言ってんの。あ、ちょっと頭突きはやめてくれね!? お前防御魔法展開しながら攻撃するって卑怯だろうがッ!!
『あー、ごほん。テステス、マイクのテストちゅー。えー、それでは本番開始です。ただいまから迷子のお知らせをさせていただきまーす。迷子のお知らせでーす。クラナガンにお住まいの6歳ぐらいのお子さまを探していま―す。特徴はとにかくツッコミばっかりしています。あとお菓子が好きなので、あげると悪態付きながらもおいしそうに食べます。知らない人にお菓子をもらわないか微妙に心配してしまいます。……あ、どうしよ。なんか本当に心配になってきた。知らない人からもらっちゃだめだって後で言っておこう。とまぁ、そんな感じの子どもを現在探しております。お心当たりのある方は公園の広場まで、どうか誘導をお願い致しま―――』
数刻後。
「てめぇ、本気で待ちやがれェェエエェェーー!!」
「エイカさーん。今日は追いかけっこじゃなくて、探検ごっこなんだけどー」
「知るかァッ! とりあえず一発どつかせろやァーーー!!」
「……学校行っても、全然変わらないわね。アルって」
「クーちゃん頭痛いの?」
「ううん、大丈夫よ。アリシアはアリシアのままでいてね」
いつもと変わらないそんな光景。なんか学校卒業しても、アルヴィンのあの性格は変わらなさそうと思ってしまう友人一同だった。
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