第三十二話 少年期N
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ェーちゃんと少年Aの話の通り、手元のプリントにはオリエンテーションの説明が書かれている。そこに校舎の案内図とスタンプが押せるスペースもついていた。校舎は全部で5号棟あり、4階建て。めちゃくちゃ広いけど、中等部の校舎とつながっているところにはバッテンがついているので、実際に見て回る範囲は狭くなるだろう。
立ち入り禁止の場所には他の上級生の人が止めてくれるし、サーチャーで新入生の行動を先生方が随時確認してくれているらしい。迷子になったら誘導してくれるので、安全だしなんとも頼りになる。
「しかしクラ校って広いよな。マンモス校っていうの?」
「また変なあだ名というか略し方して…」
正式名所が長い俺たちの学校。なので、クラナガンにある学校ということでクラ校と俺は命名した。まずはクラスに流行らせようと密かに計画を練っていたりする。
そんなクラ校の地図を眺めながら、ミッドの学校について俺は思い出してみる。基本的にミッドの学校は義務教育ではない。一応10年制ではあるが、必ず入学する必要も、10年絶対にいる必要もないらしい。確かにエリオさんとキャロさんは学校に入学せず、管理局で働いていた。9歳のユーノさんは学校を卒業していたはずだ。たぶん飛び級したんだろうな、そういう制度あるし。
初等部で5年。中等部で3年。あとは2年単位で自分の好きな上級クラス(高等部ともいう)に上がれるエスカレータ式がミッドでは主流だ。俺が今6歳だから、順調にいけば16歳ぐらいには卒業することになる。中等部で卒業すれば14歳だ。学生でいられる時間が短いんだよなー、ミッドって。
もっと勉強したい人はさらに2年単位で積み重ねていけるから、20代で卒業する人もいるらしいけれど。日本でいうところの院に入っているようなもんだろう。大学はないけど、初等部から大学のようなカリキュラム設定なので、そんなものなのかと俺の中では思っている。
「よしっ、魔法練習室のスタンプゲットだぜッ!」
「ぴー、ぴかちゅー」
「超棒読み!?」
少年Cとネタで遊びながら、着々とスタンプは集まってきている。こういうバカなことを率先してやってくれるのは基本少年C――ランディぐらいなもんだな。あといじる回数は学校で一番多いと思う。
4つ目のスタンプが押されたプリントを折りたたみ、次の目的地を目指す。あと残っているのは図書室かな。無限書庫ほどではないが、なかなかの数があると聞いている。みんなで足を進めながら、俺は隣を歩いていたアリシアに話しかけた。
「アリシア、疲れていないか。お手洗いとかは大丈夫?」
「全然大丈夫だよ。ありがとう、お兄ちゃん」
「そっか。しかしなかなか広さがあるから、もはや探検って感じだな」
「本当だねー。……エーちゃんとクーちゃんとも探検した
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