第4話 少年は力の使い方を学ぶようです
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。」
「……妙って何が?いきなり伝説の剣出せたことがか?」
俺がそう言うとノワールは首を曖昧に横に振り、続けた。
「いや、創造できるのは当然なのだ。別次元の伝説の剣だとしても創造主神の創ったモノだ。
シュウの『創造』で創れるのは当然だ。問題はそこではない。
言っていなかったが、モノを『創る』と言うのは存外難しく、
先に説明した神の中にも一人『創造』の真似事ならできる者が居るんだが、
そいつでさえ天使用の武装を一つ創るのに一週間はかかるのだ。
いくら主神の力の一部を貰ったとしても、伝説の剣を創るのなんてそれこそ最低数十時間、
いや、一週間程度ならかかっても当然。なのにそれがただの数分で創れてしまうのはおかしいのだ。」
なるほどな。確かに強い方が創造にかかる時間多くなるって言ってたもんな。
エクスカリバーこんな短時間で創れたら戦神的な殲滅ゲーになりそうだしな。
「で、なんで俺はそんなルール無視な『創造』が出来たんだ?何かしら抜け道ってないのか?」
「ふむ、確かにそれはどんな能力にもある。逆に隠し制限もあるがな。
この能力で考えられるとすれば………うーーん………。」
ふーむ、どんな能力にもあるのか。確かに連載開始時は最弱の能力だと思っていたら、
実は一番強かった、ってのも一応隠し要素の一つだろうしな。・・・ん?
「…なぁノワール。この能力って創造主神?から貰った能力なんだよな?」
「ああ、そうだぞ?私は仲介しただけだ。ついでに言うなら初元の魔法と全ての固有能力は、
全て主神から貰ったものだ。」
「そして、それらの『名前』を決めてるのも主神さんなんだよな?」
「む、その言い方だと分かったのか?」
「憶測でしかないけどな。
俺の紡いだ『付加』と主神の創った時に『付加』したモノが似ていた。
で、俺が何となく言った最後の『創造物の名』。
そして『名=魂』って言ってただろ?で、これを決めたのは主神。
そしてこれらを繋ぐのは主神の能力だ。仮に、主神は想っただけでそれを創り、名を与えるとしたら?
俺があとは主神と同じように名を与えると、真似事ではあるが魂を与える。
これでおおよそ全ての条件が揃う。後は主神さまの補助が入って、瞬間創造が出来る、と。
ほら。多少の時間を吹っ飛ばして『創造』出来るのは無しじゃ無いと思うんだ。
と言っても、時間を短縮出来るのは『付加』の内容と『名』が合っている時だけだろうから
自由になんか使えないだろうけど。」
「ふむふむ、分かり難い上に穴だらけな気もするが、確かにそうだな。
では、これを重点的にやっていくか?」
「いや、これは
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