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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第28箱 「何で伝わんねーかな…このカッコよさが…」
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いって!あたしそんなの!! 有明さんのスパイクにハサミなんて入れてないし!「陸上部やめろ」なんて手紙出してない…って!!!」

墓穴…を自分で彫るとはこの事だろう。



(ああああああ!何いってんのあたし! きかれてもないことわざわざ…!!)



混乱に混乱が続いていたようだ。

それを聞いてめだかちゃんは……。



「………………そうか 知らないと言うか…」



スパイクを突きつけながら… そう言う。


「ひぃ!(殺される…)」


目を瞑ってしまったのも無理ない…

でも 返ってきた言葉は意外なものだった。




「知らないのであればそれでよいのだ。練習の邪魔をして悪かったな。」



めだかは肩を叩き、練習を邪魔したと詫びた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

「え?…え? あ…あの ちょっと…」

意外…すぎる言葉に戸惑いながら言う。

「? どうした 何か用か?」

めだかちゃんはは振り向いた。

「いっ いや そうじゃなくて…」

まさか…告白など…怖くて出来ないし、だけど あんな反応をされたら、呼び止めても仕方ないだろう。


「ああ そうそう言い忘れていたな さっきは本当にいい走りであったぞ 貴様の普段からの鍛錬の程がうかがえる その調子で精進し続けるがよい! 私は頑張る人間が大好きなのだ!」

めだかちゃんは笑顔で…そう言った。


そして…その場を離れていった…










そこの残された諫早は……

「な…なんなの… あのコ わっけわかんない 人を疑うってことを知らないの…?」

自然にそう言葉が出ていた。


その後ろから……。



「やっぱ… めだかちゃんの読心術できるって。それは、きっと僕のみ効果があるんだ…。そんなの、ずるいよ……」

「それについてはあきらめろ… しかたねぇ。」



近づいてきているのは2人の男。

「え…?」

諫早は振り返った。

「諫早先輩 めだかちゃんは人を疑うことを知らないんじゃない 人を信じることを知ってるんだ!」

振り返る諫早先輩に善吉は、そう伝えた。


「……………きみ… きみは なんで制服の下にジャージを?ヘンよ?」

って…今は、諫早先輩は関係ない事を………。

「今言うことかなぁ…?でもさっ!ほらほらっ! 善吉っ!もう2人目だよ?君のファッションを指摘するのさっ!僕の感性、間違って無いじゃん!」

劉一は、少し笑いながら答える。



「うるさい!劉一!!それに… カッコいいって言え!!」

「そんな
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